1555字 新しく導入されたハイテク国民識別カード(NID)は25のセキュリティ要素があり、偽造問題に終止符を打ってくれるだろう。 選挙管理委員会職員によると、機械で読み取れるこのカードには、一人の市民に関する32種類の基本的情報がマイクロチップに埋め込まれているという。 現在、NIDカードはパスポートや銀行取引、運転免許、貿易免許、株式取引など、22種類以上のサービスを利用する際に必要だ。将来はより多くのサービス利用に必要となるかもしれない。 「多くの犯罪者は既存のNIDカードを偽造しており、我々はそれを阻止できませんでした。ですがスマートNIDカードの偽造はほぼ不可能です」 選挙管理委員会(EC)事務局のシラズル イスラム氏は話す。 まもなくwww.nidw.gov.bdから入手できるソフトウェアをインストールしたコンピュータを通してカード所有者の指紋を使えば、スマートカードに登録された基本情報を誰でも確認できる。
Some jubilant voters showing their smart national ID cards outside the camp. Distribution of the cards with biometric details began yesterday. Photo: Prabir Das and Amran Hossain
スマートNIDカードはフランスで誕生し、その後バングラデシュでスマートカードにデータが保存された。ECのNID登録部長スルタヌッザマン ムド サレー ウディン准将はいう。 EC職員によると、スマートカードの配布は最初にダッカ(Dhaka)で行われ、その後各市自治体や県本部、各郡で行われるという。 スマートNIDカードを入手するには、ECが指定した配布所に本人が行く必要がある。 EC職員は10本の指紋や虹彩写真といった市民の生体認証情報を収集し、情報をカードのマイクロチップに埋め込む。 手続き完了後、市民は職員からスマートカードを渡されることになるが、その前に現存のNIDカードを返却しなければならない。 日程や配布所は、新聞広告やモスク(礼拝堂)での告知といった地域キャンペーンで通知される。 これらに加え、www.nidw.goc.bdへのログインや105番への電話、携帯電話で105番にSMSを送信することで、日程や配布所についての情報を得ることができる。 105番にSMSを送信する場合、携帯電話のメッセージ設定に入り、"SC"、スペース、"NID"、スペースと入力し、さらに17ケタのNIDカード番号を入力する必要がある。 カード番号が13桁の人は、その前に誕生年を付けて17桁にすることになる。 まだNIDカードを持っていない有権者は、有権者登録票を持って配布所に行く必要がある。 現存のカードを紛失した場合、関連する警察署に提出した届け出の写しを用意し、各郡またはタナの選挙事務所に連絡を取ることになる。 1枚のスマートNIDカードを製造するには約1.6ドル(164円)の費用が掛かるが、市民には無償で配布される。EC登録部長のサレー准将によれば、当初はカードの有効期間を10年にするという。 シェイク ハシナ首相は日曜日、ダッカでスマートNIDカードの配布式に出席した。カジ ラキブッディン アーメド選挙管理委員長は昨日、クリグラム(Kurigram)県でカードの配布を始めた。 クリグラム県プルバリ(Phulbari)郡の1村と、ダッカ市内ラムナ警察署とウッタラ警察署の管轄下の2区でカードが配布された。 現在バングラデシュには1億人以上の有権者がいる。このうち9千万人は現行のプロジェクトの下、来年までにスマートカードを入手する。残りの有権者は間もなく立ち上げられる新規プロジェクトの下、カードが配布される。 EC職員によると、データベースがあるサーバーは"十分に保護されている"ため、市民のデータは不正アクセスを受ける心配がないと話した。 The Daily Star Oct 04 2016 http://www.thedailystar.net/frontpage/how-get-smart-nid-card-1293733 翻訳：長谷川 #バングラデシュ #ニュース #NID