世界平和指数アップ

バングラデシュは世界平和指数(GPI)2016で順位がひとつ上がった。昨年は世界で84番目に平和な国で、今年は83位になった。

バングラデシュは南アジアでも3番目に平和な国で、地位を維持している。

最新報告でバングラデシュは、反政府訴訟によって内部の安全保障上の懸念が高まり、被拘禁者の数が増えたといわれる。

南アジアではブータンがトップ、ネパールがそれに続いた。バングラデシュの平和状況はスリランカ、インド、パキスタン、アフガニスタンよりはるかに良い。

経済平和研究所(IEP)は人間の幸福と進歩を確実に実現し、具体的に測定する手段として、世界の焦点を平和に転換することを目的とした独立系非党派非営利シンクタンクで、シドニー、ニューヨーク、メキシコシティに事務所を構えている。

南アジアは9地域のうちで8番目と変わらなかった。全体としてアフガニスタン、ネパール、インドの個々の総合スコアは低下したが、ブータン、スリランカ、パキスタンのスコアはやや改善したと報告されている。

GPIの第10版ではアイスランドが再び世界で最も平和な国となり、続いてデンマーク、オーストリア、ニュージーランド、ポルトガルと続き、9ヶ所で改善したことを示す。

指数のワースト5ヶ国はシリアが最も平和的ではなく、南スーダン、イラク、アフガニスタン、ソマリアと続き、継続的な紛争に苦しんでいる。

ヨーロッパは世界で最も平和な地域としての地位を維持し、世界ランキングの上位7のうち6つを占める。

だがパリとブリュッセルでの大規模なテロ攻撃によるテロ影響の増加、トルコの暴力と不安定化の高まり、近隣諸国との関係の悪化を反映し、ヨーロッパの平均スコアはやや低下したと付け加えられた。

報告書はGPI第10版が世界全体の平和のレベルが悪化し続ける一方、最も平和な国と最も平和ではない国とのギャップが広がり続けていることを示す。

「世界的な平和の不平等が高まっていることは、いくつかの肯定的な傾向を覆すことになったとしても、強調することが重要だ。最も平和な国のいくつかは歴史的な平和レベルに達しているが、最も平和的でない国はそうではない。中東・北アフリカ(MENA)地域における暴力と紛争は深刻だが、世界の他の地域では平和の平均水準が実際上昇している」

バングラデシュ/The Daily Star Nov 20 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/global-peace-index-bangladesh-notch-1318063

翻訳:松本
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