Rohingya refugees sit as they wait to enter the Kutupalang Refugee Camp in Cox’s Bazar, Bangladesh, November 21, 2016. Reuters
バングラデシュは、住居に適さないという警告に反し、ミャンマーからのロヒンギャ難民数万人を離島に移住させる計画を支持するよう国際機関に求めた。
AH・マムード・アリ外相は難民の移送に対し、"意味のある措置"を講じるよう60もの外交使節団や複数の国連機関の代表者に要請した。
計画ではベンガル湾テンガル・チャー島への強制移住が検討されている。これにより「人道的支援が受けやすくなる」と、アリ外相は話す。
6万5千人以上が10月に避難し始める以前、登録の有無に関係なく、約23万2千人のイスラム教徒ロヒンギャがすでにバングラデシュに住んでいた。
バングラデシュへ逃れた多くの人々は過酷な条件の下、ラカイン州と隣接する国内最大級の観光リゾート地コックスバザール(Cox's Bazar)県にある難民キャンプで暮らしている。
バングラデシュ政府は先週、沿岸県の職員で構成した委員会を組織し、登録がないミャンマー国民の認定と島への移送を手伝うよう命じた。
地方職員はこの計画を批判し、6千エーカー(2430ヘクタール)のこの島は「冬季だけ上陸が可能で、海賊にとってのみ天国だ」と話す。
バングラデシュ政府は2015年、島には人が住む準備がないという主張にも関わらず、難民を移送する計画を提案した。
この計画はロヒンギャコミュニティ指導者の反発を引き起こし、国連機関はこの措置は「非常に複雑で、議論の余地がある」と話した。
会議の中でアリ大臣は、政府が学校や道路を含む必要なインフラを建設し終えた後、ロヒンギャは島に移送されるのだと、職員に話したという。
「大臣は国連などの国際パートナーに対し、島の開発とミャンマー国民の移送を援助することで、この移転計画の実施を支援するよう要請した」
外相は声明で述べ、これは「一時的な措置」だと補足した。
「バングラデシュ政府は国際機関へ、ロヒンギャのミャンマー帰国への準備に向け、意味のある措置を取ることを望む」と声明は続く。
市民権を否定され、人権団体がアパルトヘイトと比較するほどの状況で暮らすロヒンギャへの扱いにより、ミャンマーは長い間、国際的な批判にさらされてきた。
10月以降、ミャンマー軍はラカイン州北部で軍事的な取締りを行ってきた。国連は数百人が殺害されたと話している。
バングラデシュ/Prothom Alo Feb 06 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/138323/Govt-seeks-support-for-Rohingya-relocation-plan
翻訳:米澤
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