世界市場を見据える鳥肉業者

世界市場を見据える鳥肉業者
バングラデシュの企業家たちは、2020年から鳥肉食品の輸出を始める準備を始めた。

「鳥肉加工製品の輸出準備を始めました。私たちには世界的なハラル市場を満足させる大きなチャンスがあります」
ダッカで開催された第10回国際鳥肉展覧会&セミナーの閉会式で、世界鳥肉科学協会バングラデシュ支部(WPSA-BB)のシャムズル・アレフィン・カレド会長は話した。

イスラム協力機構は、世界のハラル市場の規模は2兆3000億ドル(262.1兆円)で、そのうち67%、1.4兆ドル(160兆円)は食べ物や飲み物だと推定している。

これまでに鳥肉食品販売市場に大手の参入が増え、およそ3千億タカ(4271.2億円)が投資されたと業者は話す。

現在国内市場では、複数の大手企業を含む6社以上が鳥肉ベースの調理済み食品を販売している

カレド会長は、事業者は当初、年間4-500万ドル(4億5588万円ー5億6985万円)程度の製品を輸出できるだろうという。

「しかし競争市場に参入するためには製品コストを削減しなければなりません。政府の援助も必要です」

政府は鳥肉飼料に使う様々な原材料の輸入から、5%の事前所得税を外すよう、カレド会長は訴えた。

また大豆輸入関税の10%を外すとともに、次年度予算の中で医療品とワクチンの輸入に関わる税の撤回を要求した。

さらにワクチン輸入の手順を簡単にするよう求め、バイオセキュリティの保証も要求した。

展覧会の主催者モシウル・ラーマン氏は、地球温暖化が鳥肉業界に影響を及ぼしていると話す。
「私たちはこの問題に取り組まなければなりません」

養鶏業の科学的知識と最新技術の利用を促進するため、展覧会は3月2日に始まった。鳥肉農家や業者の評判は上々だ。

「バングラデシュの鳥肉事業にとり、非常に効果的で有用な複数の最新技術を見ることができました」
WPSA-BBのMd・シラジュル・ホック事務局長は話した。

国内に約15万農場がある鳥肉業界の広がりは数百万の雇用を創出した。業者や政府の支援のおかげで、業界は低コストなタンパク質供給源となっている。

バングラデシュ/The Daily Star Mar 05 2017 
http://www.thedailystar.net/business/poultry-operators-eye-global-market-1371091

翻訳:藤重
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