夢を実現する道

夢を実現する道
法執行機関の誤射被害者で、人権を確立するために働くという夢を持ち、シャバール(Savar)のゴノ・ビシュワビドヤレィの法学生リモン・ホサインさんは、不安に悩まされながら勉強を続けてきた。


「私は無料で教育してくれる大学に在学しているので、授業料を払う必要はありません。また大学の寮で食費の援助を受けています」
法学部で第6学期を迎えるリモンさんは話す。

だがリモン氏は本を買うなど、他の学費を捻出しなければならないため、シャバールのゴノシャスタヤ食品工場で日給100タカ(143円)で3時間働いている。

Limon with his university friends. Photo: Collected

Limon with his university friends. Photo: Collected


「工場の熱気の中で長時間立っていなければならないので仕事は辛く、足を痛めます。でも私は学費を稼ぐため、耐えなければなりません」
リモン氏は仕事をくれた工場に感謝している。

「私は卒業して学位を得た後、より高い法律知識を得るため、外国へ行きたいのです」
自身を持って言い切ったあと、リモンさんは大学に感謝を表した。

「リモンは並外れた努力で課題を克服しました。彼は非常に寛大で頼りになります」
リモンさんのクラスメイト、Md・アブ・カイザーさんは話す。

「リモンはきちんと学校に通い、勉強も真面目に取り組んでいます。そして礼儀正しく、大人です」
ゴノ・ビシュワビドヤレィのMd・ラフィクル・アラム法学部長は話す。

2011年3月23日、リモンさんはジャロカティ(Jhalakathi)県ラジャプール(Rajapur)で牛舎へ牛を運んでいたとき、誤って法執行機関に左足を撃たれた。

3月27日、過度の出血と治療の遅れによる組織損傷のために、脚を大腿部から切断した。

バングラデシュ/The Daily Star Mar 10 2017 
http://www.thedailystar.net/country/limons-dream-way-come-true-1373614
翻訳:藤重
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