ボンゴボンドゥ-1衛星の組み立て作業はすでに2/3以上が完了し、戦勝記念日(12月16日)打ち上げに向けた準備が着々と進んでいる。
「プロジェクトの約70%がすでに完成しました。締め切り前に計画を完成させることができるでしょう」
バングラデシュ電気通信規制委員会(BTRC)のシャージャハン・マームード会長は話した。
BTRCは296.7億タカ(428億円)の費用で、精巧で高い技術が必要な政府プロジェクトを実施している。
計画によると、この衛星の構造はフランスのタレス・アレニア・スペース社が作り、11月中に提供される予定だという。
プロジェクト関係者は、作業は本格的に進んでおり、10月までに完成すると話した。
フレームはその後、打上げが行われるスペース・エクスプロレーション・テクノロジー・コーポレーション(SpaceX)のある米国へ送られると、マームード会長。
SpaceXはNASAと協力して国際宇宙ステーションに貨物を輸送する民間航空宇宙製造業者で、宇宙輸送サービスプロバイダーだ。
BTRC代表団は3月22日、地上用装置を受け取るためにフランスへ向かう。
この装置は4月第1週にバングラデシュに届けられ、ガジプール(Gazipur)とランガマティ(Rangamati)の2つの地上局に設置される。この地上局の完成も間もなくだと、BTRC関係者はいう。
BTRCは現在、衛星の容量の半分を販売するプログラムを進めている。
「私たちは40台の中継器を搭載した大容量の衛星を打ち上げ、その半分を販売することに決めました」と、マームード会長。
プロジェクト資料によると、周波数が適切に調整されれば、インドネシア、フィリピン、トルクメニスタン、キルギスタン、タジキスタンなど南アジア諸国に対して、サービスが提供できるという。
バングラデシュは現在、海外通信事業者の帯域幅を借りることで衛星接続の需要を満たしているが、年間約1400万ドル(16億円)の費用がかかる。ボンゴボンドゥ-1衛星が打ち上げられれば外貨支出は節約できる。
人工衛星の寿命は約15年で、中継器を借し出しで10億ドル(1147.7億円)、他のサービスで15億ドル(1721.5億円)の収益が見込まれる。
2015年11月、BTRCはタレス・アレニア・スペース社と、国内初の人工衛星の製造、打ち上げのため、2億4800万ドル(284.6億円)の契約を結んだ。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 15 2017
http://www.thedailystar.net/business/bangabandhu-satellite-may-be-ready-time-1376149
翻訳:藤重
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