進行中のロヒンギャ問題を解決するため、ミャンマー政府代表団は昨日、ロヒンギャがバングラデシュに留まることを約束した。
ウゾゥミントペ委員長が率いる10人の委員は、ウクヒア(Ukhia)郡 にあるバルカリ・ロヒンギャスラムと、テクナフ(Teknaf)郡にあるレダスラムを訪問し、ミャンマー軍の拷問によってバングラデシュに逃げ込んだロヒンギャから話を聞いた。
ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相が組織した委員会は、ロヒンギャの状況を視察し、ラカイン州のミャンマー軍の取り締まりで受けた拷問について話を聞くため、日曜日、この観光地へ到着した。
委員会メンバーは、約50人のロヒンギャと話し、記録を取った。
話を聞いたうちの一人ジョフラ・ベガムさん(18歳)は、家がどのように強奪され、破壊されたのか、家族がどのように苦しんだのかを話した。
ラカイン州ハチパラ村から逃れてきたサイエダ・ベガムさんは、ミャンマー軍によって集団レイプされる前、すでに食料と水は残っていなかったという。家は焼かれ、家族と親戚は残酷な拷問を受けた。
キアリプラン村のアブ・モタレブさんは兄弟の他10人ほどが、ミャンマー軍に射殺されたという。兵士たちは村へやって来て、ほとんどの家を焼き払った。そんな中「どうにかして逃げ出した」のだという。
女性の多くは委員会メンバーに対し、軍人にレイプされたと話した。それでも自分の故郷に戻りたいと委員会に訴えた。
「ミャンマー政府が私たちの安全を確保し、市民として扱うことを望んでいます」
ジャムボインナ村のアミビア・カトゥンさんは話す。そしてミャンマー政府がこのような非人道的犯罪を犯した人々を正しく罰し、償い、家を建て直すことを要求すると付け加えた。
レダの未登録難民スラムのコミュニティリーダーであるアブドゥル・モタレブさんは、ラカイン州に再び平和が訪れることを願っていると話した。
バングラデシュ外務省の担当者によると、昨年10月9日以降、約6万5千人のロヒンギャがミャンマーからバングラデシュへ逃げ出したという。
バングラデシュ/The Daily Star Mar 21 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/myanmar-working-rohingya-issues-1379023
翻訳:藤重
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