食料品価格上昇

食料品価格上昇
わずか1週間で米や砂糖、タマネギ、ナスなどを含む野菜価格は、キロ当たり5ー15タカ(7-21円)上昇した。低所得世帯にとってこの上昇による打撃は大きく、彼らの買物量や栄養摂取に影響する。

我々は毎年ラマダン月を前に、食料品価格の上昇について報告している。今年は豪雨や洪水が起こったことで、値上げが早く始まった。だが、被災地で被害にあった米や農作物がこの価格上昇にどれくらい寄与したかは不明である。

我々は最も自然災害の影響を受けた人が、この上昇によって最も負担がかかる人たちであることを覚えておく必要がある。豪雨が原因で価格が上昇したことが必然だと主張しても、同じく価格が上がった砂糖や鶏肉のような幅広い商品の値上げ理由の説明にはなっていない。

この値上げを引き起こす原因を知るため、政府の強力な監視が必要だ。人為的に不足を作り出したり、インフレに加わるために食糧品を買いだめしているシンジケートはないですか?

FAOの専門家による最近の推定では、バングラデシュ国内で栄養失調に苦しんでいる人は2600万人もいるという。ラマダン月までいい具合に続くだろう食料品の値段を今上げようとすることは問題を増やすだけで、毎度のように貧困層と中間層が最も影響を受けるのである。

バングラデシュ/The Daily Star May 10 2017
http://www.thedailystar.net/editorial/food-prices-the-rise-1403164
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #食料品価格上昇