スナドリネコ交通事故で死亡

スナドリネコ交通事故で死亡
昨日の朝、バングラデシュ北東部のモウロビバザール(Moulvibazar)県カマルゴンジ(Kamalganj)郡ラウワチョラ森で、危急種であるスナドリネコとサルが自動車に轢かれて死亡した。

動物たちを轢き殺した車両は特定できなかったと、森林局職員は話した。

カマルゴンジースリーモンゴル道路や鉄道がラウワチョラ国立公園内を通っているため、自動車や列車が野生動物を殺すという事故はこれまでもかなり発生していた。

4月16日の夜にはラウワチョラ森入り口駐車場にいたユーラシアンイノシシとその赤ちゃんが、高速で走ってきたバイクに轢き殺された。

「野生動物は夜間、食べ物を探しにジャングルから出てきます。夜は車もスピードを上げているため、野生動物がぶつかって死ぬことがあります」
モウロビバザール野生動物管理自然保全局のタビブール・ラーマン補佐官は話した。

昨日轢き殺されたスナドリネコは中型の大きさだった。スナドリネコは主に川沿いや三日月湖、沼地などの湿地帯付近に生息する南アジアや東南アジア原産の動物だ。

複数の会合でラウワチョラ森林地区に棲む野生動物の安全問題を提起したと、環境ジャーナリストフォーラムのM? ・ヌルル・モウメイン・ミルトン事務局長は話す。

2016年からスナドリネコは国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで"危急"とされている。ここ10年ほどで湿地を含めた生息場所が破壊されたため、スナドリネコの生息数は危機に瀕している。シレット管区のミヒール・クマール・ドエ森林官(野生動物担当)は特派員に話した。

バングラデシュ/The Daily Star May 29 2017
http://www.thedailystar.net/country/rare-fishing-cat-dies-lawacherra-road-crash-1412227
翻訳:吉本
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