洪水で10万人孤立

洪水で10万人孤立
モウロビバザール(Moulvibazar)県3郡ではマヌ川とダライ川の11地点から水が入ってくるため、状況に変化はなく、100カ村、およそ10万人が孤立している。

マヌ川の5つの洪水防護堤防、クラウラ(Kulaura)郡ニシュチンタプール村やミアルパラ村、ラズナゴール(Rajnagar)郡ウジプール村やボランナゴール村、コナガオ村では、上流域の絶え間ない雨で損害を受けている。およそ60村は水の中だ。

また、ゴラマラやナザトコナ、ウッタールアレプール、カリムプール村では堤防が損傷を受け、カマルゴンジ(Kamalganj)郡のおよそ40村にも水があふれ出した。

A flood-affected family at Nishchintapur village in Moulvibazar yesterday. Photo: Star


教育機関やモスク、寺院、養魚場を含む3郡全ての建物や農地は、洪水で水浸しになっている。

この地域の洪水被災者たちには食べ物や飲料水、薬がなく、雨ざらしの露天で悲惨な時を過ごす。

さらに、マヌ川に架けられた橋は危険にさらされているという。

地元の人は水開発委員会(WDB)地方事務所が堤防を維持するために必要な措置を講じなかったので、状況が悪化したのだと主張した。

だが、マヌ川の堤防を守るため、数百人のボランティアが精一杯努力したと、ディラガオユニオン議会のM・アブドゥル・マリク議長はいう。

シャリフプールユニオン議会のM・ジャナブ・アリ議長は、チャタルガット村の防波堤200-250フィート(61-76メートル)が消え、マヌ川に架かる橋を危険にさらしていると話した。

また、WDBのムクレザー・ラーマン技師補は、マヌ川の水は市街地や鉄道橋で危険水域を75cm越えて流れていると話した。

チャトラプールやタゴルプール、カマルチャク、ロンチャプ、ボンゴルハットなどの堤防では亀裂が発生しているという。

バングラデシュニュース/The Daily Star Jun 07 2017
http://www.thedailystar.net/city/one-lakh-marooned-flash-flood-hits-moulvibazar-1416727
翻訳:吉本
#バングラデシュ #自然災害 #洪水