東北地方10県の洪水被害で、推定3600万タカ(4922万円)を越える損失を被ったことを畜産サービス局(DLS)が明らかにした。
DLSの公式統計は、およそ8332頭の牛や家禽が死亡したと報告した。
洪水被害を受けた県では合計147カ所の家畜・養鶏場が水没したという。これに加えて2513メトリックトンの穀物や少なくとも5590エーカーの牧草地が被害を受け、牛が食べる餌が不足している。
「まだ続いている洪水はただちに家畜に大きな被害は与えませんが、国民は大きな肉食危機に直面しています」
DLS局長のMd・アイヌル・ホック博士は話す。
報告書によると、最も被害を受けた県はシラジゴンジ(Sirajgan)、ガイバンダ(Gaibandha)、クリグラム(Kurigram)、ジャマルプール(Jamalpur)だという。
また、DLSは洪水により、国内各地で430万頭近くの牛や家禽が影響を受けたことを報告した。
内訳は牛77万9166頭、水牛5万3637頭、山羊23万7376頭、羊10万9902頭、家鴨64万7496頭、残りは243万2618羽の家禽だという。
DLSは洪水被害地域に動物ワクチン9万3149個、家禽ワクチン19万3895個を配布した。
ホック博士は洪水被害を受けた全県・郡の飼育施設全ての担当者や従業員の休暇をすべて取り消したという。
また、家畜の緊急疾患の診断をするため、家畜病気検査研究所の上級専門官が医療チームを作った。
「それぞれの洪水被害県で医療チームを結成しました」
バングラデシュ国内には牛2400万頭、水牛1400万頭、羊340万頭、山羊2600万頭、家禽3億2920万羽がいる。
バングラデシュニュース/Financial Express Aug 2 2017
http://www.thefinancialexpress-bd.com/2017/08/02/78764/Flood-causes-Tk-36m-loss-to-livestock-sector
翻訳:吉本
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