情報通信技術(ICT)部門の発展に効率的な労働計画を用意するため、"バングラデシュのICT労働市場"に関する調査が実施される。
20日、ソフトウェア情報サービスバングラデシュ協会(BASIS)で行われた発足式の発表によれば、調査は水仙(ダホディル)国際大学(DIU)とjobsbd.comが共同で実施するという。
BASISとバングラデシュコンピュータサミティ(BCS)が調査を支援する。調査にはおよそ半年かかると見込まれている。
発足式では、国内のICT部門が望ましい成長を遂げる上で、人的資源の技能や労働市場に関する情報不足が大きな課題だとされた。
チーフゲストとして郵政通信局のシャイアム・スンデル・シクデル次官が招かれ、さらにBASISのムスタファ・ジャッバール会長やBCSのアリ・アシュファク会長が特別ゲストとして参加した。DIU評議会(BoT)のサブル・カーン会長が司会進行を務めた。
シャイアム氏は効率的な労働計画を作成する上で、ICT労働市場やICT系学科の卒業生の技能に関する十分なデータを入手する必要性を強調した。
高等教育では様々な科目を教えるが、多くは既に陳腐化している一方、旬の科目が入っていないとシャイアム氏はいう。
「ボンゴボンドゥ衛星の運営にはおよそ250人の熟練したIT人材が必要ですが、国内の大学では教えられていません」
シャイアム氏はこうした調査の必要性を強調したうえで、外国の投資家の多くはアプローチをかける際、ICT労働市場やそれぞれの分野における人的資源の数に関する統計を知りたがっているという。
また、DIUによる調査の実施に感謝を表しつつ、政府が何回か行ったこのような調査の試みが既に失敗している事に言及した。
ムスタファ氏によれば、国内の学問と業界の間の溝はいまだに広く、ICT部門が成長する上での大きな課題になっているという。
「教育機関は生徒に教えるだけで、卒業生の雇用保証はしません。教育と雇用の間でより大きな協力を行うことで、両者はより有意義なものとなるでしょう」
バングラデシュニュース/The Financial Express Aug 20 2017
http://www.thefinancialexpress-bd.com/2017/08/20/80293/Private-initiative-launches-study-on-ICT-job-market
翻訳:長谷川
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