【The Daily Star】道路上の粉塵や交通渋滞がある中、長距離旅行者間で快適な乗り心地への要求が高まっている。最近、ハイウェイで豪華なバスが走るのを見かけるようになってきた。
スキャニアやボルボ、現代(ヒュンダイ)、マン、メルセデスベンツ、日野といった海外ブランドでエアコン装備の1千台ほどのハスが、毎日乗客を国内各地に運んでいる。
「ここ数年で大きな変化がありました」
バングラデシュの代表的な都市間バス運行会社の1つ、ショホグ・ポリボホンンのMd・ファルク・トルクデル・ソヘル社長は話す。同社は200台のバスを持ち、そのうち50台はスウェーデンのスキャニアやボルボが製造したエアコンを装備したバスだ。
15-20年前、エアコン付きバスが北部地方向かうことはなかった。そんなバスはダッカ(Dhaka)ーチッタゴン(Chittagong)、ダッカークルナ(Khulna)、ダッカーベナポール(Benapole)ルートでのみ利用可能だった。
だが、今ではエアコンを装備した300-400台のバスが北部地方へ向けて走っているとソヘル社長はいう。
エアコン付きバスの需要が急増した理由の1つは、一人当たりの収入が増加しているからだとソヘル氏。また、ハイウェイの渋滞同様、天候も重要な役割を果たすという。
その結果、都市間バス運行会社はエアコン付きバスを導入したり、これまでのバスに冷却装置を付ける。そうすることで、バス製造業者もビジネスチャンスを広げている。
現在、バス運行会社の心を掴むため、スウェーデンやドイツ、韓国、日本のバスエンジンメーカーが競争していると市場関係者はいう。
「主にスキャニア、マン、ボルボ、現代間で競争が行われています」
豪華な都市間バス会社の先駆者、グリーンラインポリボホンのモハマド・アブダス・サッタール社長は話す。
市場関係者によると、エアコン装備バスの価格はブランドやタイプによって、1千万タカ(1332万円)~2250万タカ(2996万円)ほどするという。
旅行時間が短くなり、乗客が列車やバスを選択するようになったことで、90年代後半頃からバングラデシュの道路に豪華バスが増えてきた。
持続可能な輸送とインフラに関する計画委員会の報告によると、バングラデシュでは88%以上の乗客が道路を使い、残りの乗客や貨物を船舶と列車が運ぶという。
多くのバス運行会社はパドマ橋完成後に起こる通常より増える需要に対応するため、エアコン装備のバスを組み込んでいる。HNS自動車のイフタクヘル・アーメド販売・マーケティング部長補佐は話した。
HNSはバングラデシュの現代販売代理店だ。エアコンバスは年間25%増加しているという。
主な理由の1つは銀行や金融機関からの資金調達だと、アーメド氏は補足した。
「政府は運輸業界や自動車産業の切り札としてバスサービスを重視していますが、私たちにはまだ自動車やスペア部品の輸入に関し、有利な関税制度がありません」
ショホグ・ポリボホンンのソヘル氏は話した。
運輸業界は過去15年間、平均6%以上の安定した経済成長を遂げている。プバリ銀行のMA・ハリム・チョードリー社長は話す。
だが、業界内の激しい競争に生き残るのはとても厳しいため、新規参入者に資金は提供しないという。
「確立した企業は、通常、貸出債務不履行には陥りません」
バングラデシュニュース/The Daily Star Sep 11 2017
http://www.thedailystar.net/business/luxury-buses-make-much-headway-intercity-travel-1460278
翻訳:吉本
#バングラデシュ #エアコン #都市間バス
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