【Financial Express】主に洪水の悪影響により、バングラデシュ国内の今年の米の生産量はわずかながら低下する可能性がある。国連の食糧農業機関(FAO)が最新予測を行った。
2016年3470万トンだったバングラデシュの年間米生産量は、1.72%減少し、3410万トンになるという。
「一連の洪水がバングラデシュの見通しを損ない、3シーズン連続で殆ど成長が無いかマイナス成長となりそうだ」
先月公開された食糧に関する最新見通しで述べている。
バングラデシュは現在、中国、インド、インドネシアに次いで世界4位の米産地だ。
だが、FAOは来年の米生産の回復について、いくらか楽観的な見方を示す。
「生産回復で後退が止まり、バングラデシュとスリランカは2018年の(米の)輸入量をそれぞれ110万トン、45万トンと少し減らすことができるだろう」
さらに、2017年の世界全体の米生産量が5億80万トンでほぼ安定すると予測する。昨年時点では5億100万トンと試算していた。
FAOは米の食糧としての用途について、世界全体での米の使用量は来年1.1%増加し、食品以外の用途は前年に比べてほとんど変動しないと予測した。
「飼料米は、日本や韓国、タイでは政府在庫からの供給放出で維持されているが、バングラデシュや中国(本土)、ベトナムを始めとする他の多くの国ではより手頃な飼料が米に取って代わるだろう」
世界全体の米の在庫量は0.4%と微増し、1億6920万トンになるという。
報告書はバングラデシュやイラク、ナイジェリア、フィリピンでは来年は米の在庫が補充されるとの予測も記した。
Bangladesh News/Financial Express Dec 12 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bangladeshs-rice-output-may-drop-this-year-fao-1513063107
翻訳:長谷川
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