10月以降、40集落が焼かれる

10月以降、40集落が焼かれる
【Prothom Alo】2017年10月から11月の間、ミャンマー北部ラカイン州で新たにロヒンギャ集落が破壊されていたことが衛星画像の解析で明らかになった。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)が発表し、UNBが報じた。

HRWは10月と11月、40集落で建物が破壊されているのを特定した。これにより、2017年8月25日以降に半壊または全壊した集落は合わせて354カ所になった。

この間、ミャンマーから避難したロヒンギャがさらに数千人バングラデシュに到着している。

これと同時期、数十の建物が燃やされたことが衛星画像で確認されている。

ミャンマーとバングラデシュは11月23日、バングラデシュで暮らすロヒンギャ難民の帰還を2カ月以内に開始する了解覚書を締結した。

11月25日、ラカイン州マウンドータウンのミョー・ミー・チャン集落で火の手が上がり、建物が破壊されていることが衛星画像で判明した。

11月25日から12月2日にかけて、4集落で建物が破壊された。

「バングラデシュと難民送還協定を締結してから数日のうちにビルマ(ミャンマー)軍がロヒンギャ集落を破壊したことは、安全な帰還の約束が単なるアピールであることを示しています」
HRWアジア責任者のブラッド・アダムス氏は話す。

「衛星画像は、ビルマ軍が否定するロヒンギャ集落の破壊が、まだ続いているということを明らかにしています。ロヒンギャの安全な帰還を保証するというビルマ政府の約束は真摯には受け取れません」

HRWはビルマ軍や自警団がロヒンギャを襲撃したマウンドーやブティダウン、ラティダウンの1000以上の集落や街について、衛星画像を使って評価と監視を行った。

HRWは被害を受けた354集落について、8月末に軍事作戦が開始されてから数週間で焼き払われたという一定の被害傾向を見出した。

354集落のうち、少なくとも118集落は、ビルマ国家顧問(アウン・サン・スー・チー氏)が掃討作戦終了を正式発表した9月5日以降、半壊または全壊している。

HRWによって建物の破壊が新たに発見された40集落のうち、24カ所は10月に、11カ所は11月に、5カ所は両月にまたがって破壊された。

確認されているうち、もっとも最近の放火は、11月25日から12月2日の間に4集落で行われたものだ。

環境センサーの衛星データは11月25日午後12時30分、マウンドータウンのミョー・ミー・チャンにあるロヒンギャ集落で火災を検知した。

建物の破壊は、それまで無傷だった集落の中央部に集中していた。

この期間、ンガ/ミン・ボーやゴケ・ピ、ジー・ピン・チャウンなどの集落でも放火攻撃が行われた。

11月23日、バングラデシュとビルマは2016年10月9日と2017年8月25日以降にビルマからバングラデシュに入った"ラカイン州居住者"のため、"ラカイン州を追われた人々の帰還に関する協定"を締結した。

HRWは両政府に向けた書面の中で、国連の関与が不十分であること、安全で自発的な帰還を2018年1月に開始するという非現実的な日程を指摘し、協定が棚上げされるだろうと述べている。

8月末以来、ミャンマー軍がラカイン州にあるロヒンギャ集落を主とする数百か所の集落で、殺害やレイプ、恣意的な逮捕、大規模な放火を行ったことで、65万5千人以上のロヒンギャが隣国バングラデシュに逃げざるを得なくなった。

HRWはこの民族浄化作戦が人道への罪に値するとしている。

武装集団"アラカンロヒンギャ救世軍"(ARSA)が治安部隊の拠点や軍事基地30カ所を襲撃し、ビルマの治安維持隊員11人が殺害されたことで、ビルマ軍はロヒンギャに対する"掃討作戦"に踏み切った。

ビルマ軍の"捜査チーム"は11月、ラカイン州の軍事作戦で"無実の死者は一切おらず"、少なくとも376人の"テロリスト"が戦闘で死亡したと報告した。これは国連やメディア支局、HRWなどの人権団体が報告している情報と相反する内容だ。

人道団体"国境なき医師団"(MSF)は12月14日、バングラデシュでの難民調査データに基づき、子ども700人を含む少なくとも6700人のロヒンギャが暴力で殺害されたと結論づけた。

「ロヒンギャコミュニティに対する継続的な攻撃の証拠が明らかになった今、国連安全保障委員会や関係する政府は傍観を続けるべきではありません」
アダムス氏は話した。

「人道に対する罪の指示や実行に関わる者に対し、的を絞った制裁を行うべきです」

Bangladesh News/Prothom Alo Dec 18 2017
http://en.prothom-alo.com/international/news/168122/40-Rohingya-villages-burned-since-October
翻訳:長谷川
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