100人以上のロヒンギャ流入

【The Daily Star】17日(水)以降、100人以上のロヒンギャムスリムがバングラデシュへ逃れて来た。この難民たちはまだラカイン州で軍事作戦が続いていると主張し、難民65万5500人の帰還計画を疑っている。

バングラデシュは8月以降逃げて来たロヒンギャを、来週から帰還させる準備を進めているが、まだ国境を渡るためにナフ川で待っている人がいるという。

バングラデシュとミャンマーは16日、2年以内に難民の帰還を終了させることに合意し、1月23日からそのプロセスを開始すると発表した。

国連は2017年8月25日に過激派が警察と軍を攻撃したことで始まったラカイン州北部の軍事作戦について、民族浄化の典型的な事例だと述べている。

バングラデシュ諜報部やコックスバザール(Cox's Bazar)県クトゥパロング難民キャンプの援助団体職員によれば、16日(火)朝、60人を載せたボートがベンガル湾に到着し、17日(水)早朝には53人を載せた別のボートがナフ川を渡ったという。

ミャンマー側には船頭へ十分な運賃を払うことのできなかった人が留まっている。夜間、バングラデシュ最南端のテクナフへボートで渡るには、1人辺り3-4万チャット(20-30ドル=2218-3326円)の支払いが必要だという。

新たに到着した人のほとんどはブティドゥ県セイインピン村からやって来た。仕事で家を出たら軍に捕まるため、それを恐れて逃げてきたという。

帰還開始日は?

バングラデシュ外務省高官はロイター通信に対し、23日(火)に予定しているロヒンギャの帰還開始は「可能ではないかも知れません」と話した。

「帰還は自発的で、安全で、堂々としたものでなければなりません」
この高官は今週、帰還について話し合ったメンバーの1人だ。

「私たちは週に1万5千人の帰還を希望していますが」、ミャンマー側は週に1500人のロヒンギャを帰還させるつもりだという。数は今後数カ月で増える可能性があると補足した。

ロヒンギャ難民は「自ら選んで帰宅する」前、ミャンマーの一時キャンプに収容される。

「ミャンマーは生計など、あらゆる種類の対策を取るでしょう。我々はこの危機に対する持続可能な解決策を、確実に取りたいと思っています」

Bangladesh News /The Daily Star Jan 19 2018
http://www.thedailystar.net/backpage/more-rohingya-flee-myanmar-repatriation-talks-continue-1522033
翻訳:吉本
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