ARSA問題で協力要請

【Prothom Alo】ミャンマーはバングラデシュに対し、アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)に所属する"テロリストおよび犯罪者"についての情報提供と、捜査を求めた。UNBがミャンマーメディアを引用して報じた。

リストは以前もバングラデシュに送られていたが、前回の二国間会議の際、再び送られたという。この会議では、バングラデシュに避難する約70万人のロヒンギャの帰還開始日を決めることはできなかった。

ミャンマー内相のチョースー中将は16日、アサドゥッザマン・カーン内相とのダッカでの協議の中で要請した。

ミャンマーはこれ以前にARSA所属の1300人以上の名前が掲載されたリストを送ったが、この集団はロヒンギャの"体系的虐待"のために作られたものだと、欧州過激主義研究所顧問のマウン・ザルニ氏は話す。

「これは政府が主張するようなミャンマー社会の心臓部への攻撃を企むテロリスト集団ではありません」
アルジャジーラはザルニ氏の言葉を引用した。

1980年のミャンマー・バングラデシュ国境協定に基づき、バングラデシュはARSA過激派を引き渡すよう要請された。

16日の協議では国境の安全保障と安定に関する取り組みの強化、ドラッグ違法輸送への対応、バングラデシュからミャンマーへの強制移住者の送還、二国間国境沿いの安全保守に関する理解と協力の強化、テロリズムや越境犯罪、国境河川沿いで起きている犯罪への対応協力に関する事項が議論され、合意した。

安全保障部門の議論と協力に関する了解覚書によれば、関係当局間の定期的な会合の取り決めがなされたという。ミャンマー国営紙"ニューライト・オブ・ミャンマー"報道。

副大臣、次官級の年次会合、必要であれば大臣級会合が開かれる。

相互理解や相互協力の強化のため、バングラデシュ国境警備隊とミャンマー国境警察による様々な階級や部門会合も継続される。調整や伝達、情報交換のため、基礎、中間、中枢・幹部レベルに渉外係が配備されるという。

協力樹立のため、研究発表や訓練プログラム、研修旅行の実施に加え、文化やスポーツ交流も予定されている。

関係者によれば、二国間の安全保障と法秩序のため、ミャンマー側はマウンドー(Maungtaw)、バングラデシュ側はコックスバザール(Cox's Bazar)に、それぞれ渉外事務所を設置するという。

Bangladesh News/Prothom Alo Feb 18 2018
http://en.prothomalo.com/bangladesh/news/171280/Myanmar-pushes-ARSA-issue-before-Rohingya
翻訳:長谷川
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