バングラデシュの若者と宗教

バングラデシュの若者と宗教
【Financial Express】若者の60%は特定の宗教の人が別の宗教の祭典に参加したり、行事食を食べたりしてはならないと感じている。また、50%が宗教を守るために暴力が許されていると感じている。調査が明らかにした。

さらに、若者の64%は、女性がどんなタイプの社会紛争にも関与してはならないと感じ、58%の青少年はグループで働くよりも、単独で働く方が快適だと感じている。

調査は、適切な介入、選出された代表者やコミュニティ、地域社会との関与が、青少年の態度や行動の変化に効果的な役割を果たすことができると結論づけた。

調査結果は26日、ダッカのCIRDAP講堂で開かれたハンガープロジェクト主催の『多元主義と社会調和のための青少年リーダーシップ構築』に関する円卓会議で発表された。

ハンガープロジェクト副会長兼国内責任者のバディウル・アラム・マジュムデル氏が議長を務めた。

主賓として、前大使のフマユン・カビール氏が出席した。

基本調査は2017年6月、価値観、寛容、アイデンティティに基づく偏見、多元主義、リーダーシップについて、331人の青少年に対して実施された。

最終調査は基本調査を実施した331人と、新たに加えた18歳から35歳までの347人を対象に行われた。

両調査とも男女比は50:50だった。

基本調査によると、若者の89%がベンガル新年(ボヘラ・ボイジャック)は宗教とは関係のない普遍的な祭りだと答え、94%が対話で社会紛争を解決できると答えた。

180人の若者(うち33%が女性)への4日間の『倫理的リーダーシップとスキル構築』訓練や、233人の若者に行ったEラーニングコースのような戦略的介入の後、大きな変化が見られた。

戦略的介入の1年後、宗教を守るために暴力が許されると回答していた50%の若者は、17%に減少した。

特定の宗教に属するものが他の宗教の祭典に参加すべきではないと回答していた60%の若者は、41%に低下した。

バディウル・アラム・マジュムデル氏は、パキスタンは宗教的アイデンティティに基づいて建国したが、バングラデシュはバングラデシュ人としての国家アイデンティティに基づいて建国されたと話す。

だが、バングラデシュ建国後、再び国内で宗教的原理主義が浮上しているようだという。
 「バングラデシュを建国したときのモットーは、多元主義、非共産主義、団結、平和、包括性でした。現在浮上してきた原理主義は、これらの基本原則と完全に矛盾しています」

Bangladesh News/Financial Express Apr 27 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/60pc-youths-for-avoiding-others-religious-festivals-finds-survey-1524766691
翻訳:吉本
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