セラミック輸出過去最高

セラミック輸出過去最高
【Financial Express】世界的な国内商品の需要の高まりで、2017-18会計年度のバングラデシュのセラミック輸出は過去最高を記録した。

セラミックを含む中国製品の関税を米国が引き上げたことで、国内生産者には追い風が吹いていると、業界関係者は話す。

公式データによると、2018会計年度、国内輸出業者は2017会計年度より33%増の5200万ドル(57億7132万円)を出荷した。

輸出振興局によると、今会計年度当初2カ月(7、8月)で1100万ドル(12億2086万円)出荷したが、これは目標を80%以上、上回ったという。

セラミック商品のおよそ50%は米国に輸出される。

その他、カナダや欧州連合(EU)、その他の国にも輸出している。

バングラデシュセラミック製造・輸出業者協会(BCMEA)は、価格競争力のある様々な商品がベースにあることで輸出が拡大したと話した。

パラゴンセラミック工業のアシュラフル・アベディン・ナウシャドCEO(海外事業担当)は、バングラデシュ製品は米国とEUで大きな需要があると話す。

輸出を増やすため、最近、政府は輸出業者に対して10%のインセンティブを提供すると宣言した。

ナウシャド氏は、国内の他産業と同様に、熟練労働者の力がセラミック業界に大きな利益をもたらしているという。

「私たちは最先端のボーンチャイナ(骨灰磁器)技術を使っていますし、先進国に比べると労働力の入手が比較的容易です」

国内企業は高品質のセラミックや磁器を生産し、マーケット開拓もできた。ディナーセットやティーセット、コーヒーセットのような商品は、インドや中国製品より高品質なものを生産していると、ナウシャド氏はいう。

複数の新しいマーケットの注文もあるので、今会計年度の輸出はさらに伸びるだろうと、ナウシャド氏は期待を示した。

「停電やガス供給の停止がなければ、我々は世界の三大セラミック輸出国の一つに成長するでしょう」
BCMEAのシラジュル・イスラム・モラー会長はいう。

米国は陶磁器を含む数百の中国製品の関税引き上げた。国内企業は米国の関税引き上げによって追い風を受けている。近年、堅調な国内外のマーケットに引っ張られ、国内に数十社の企業ができたと、モラー会長は話した。

BCMEAによれば、現在、セラミック製造業者65社が、食器やタイル、衛星器具を生産しているという。

50万人以上がこの業界で働き、2900億タカ(3832億円)の規模となっている。

Bangladesh News/Financial Express Sep 18 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/record-export-of-ceramics-1537208199
翻訳:吉本
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