中流層増加でスーパー繁盛

中流層増加でスーパー繁盛
【The Daily Star】中流層の台頭と購買力の増加は、バングラデシュのスーパーマーケットビジネスの成長を促進している。業界関係者は話した。

この部門は急速な都市化と1人当たりの所得増加により、さらに成長が見込まれる。

国内のスーパーマーケットの規模はおよそ250億タカ(330億円)で、ここ2年は年に15%の伸びを示している。市場リーダーであるシュワプノ(Shwapno)のソヘル・タンビール・カーン部長はいう。

「利便性と信頼性により、食料雑貨店の買い手がスーパーにやってきます」

バングラデシュにスーパーマーケットが登場したのはそんなに昔のことではない。

アゴラ(Agora)はダッカで2001年に創業した。その後、シュワプノ、ミーナバザール(Meena Bazar)、ナンダン(Nandan)、アルマス( Almas)、キャリファミリー( Carrefamily)、 ピック&ペイ(Pick & Pay)、 デイリースーパーショップ(Daily Super Shop)、ユニマート(Unimart)などが中流層の消費者を獲得するためビジネスに参入した。 

IDLCファイナンスの最新報告書によると、国内には121のスーパーマーケットがある。そのうちシュワプノはダッカ(Dhaka)、チャットグラム(Chattogram)、クッミラ(Cumilla)、ガジプール(Gazipur)、シレット(Sylhet)に76店舗を持つ。

アゴラは15店舗、ミーナバザールは17店舗、競合会社であるナンダンはわずか2店舗しか持たない。その他ダッカにあるのはアルマス、キャリファミリー、 ピック&ペイ、デイリースーパーショップ、ユニマート、そしてプリンスバザールだ。

IDLC報告書によれば、2015年、スーパーマーケットの市場規模はおよそ150億タカ(198億円)だった。だが、急速な都市化で、2021年には現在の15倍に成長すると予測している。

通商全体でいえばスーパーマーケットのシェアはわずか1.52%だ。そのため、さらなる成長の可能性があるという。

過去3年間の国内経済成長率は7%を超え、中流や富裕層は2000万人に達すると見られるが、彼らが今後スーパーの成長を促すだろう。

前会計年度(2017-18)、1人当たりの所得は1751ドル(19万4338円)に増加した。バングラデシュは名目上世界42位の経済国で、世界31位の購買力を持つ。

中流や富裕層に属する消費者は屋根のあるスーパーマーケットで、全てのものを買いたいと思っている。ここでは食料品や乾物、魚、肉、家庭用品、電化製品、衣類など何でも揃う。

「市場シェアを強化するため、我々は2年間で150店舗に倍増させたいと思っています」と、カーン部長は話した。

アゴラウッタラ店のマウブーブル・ホック店長代理は、店にやって来る客は増えていると話した。

バングラデシュスーパーマーケット経営者協会のザキール・ホサイン事務局長は、スーパーマーケットは17~8年前にできたが、仕組みがわからない顧客を引き付けるため、多くの苦労をしなければならなかったと昔を振り返る。

「現在、多くの消費者が利便性と商品の質の良さから、伝統的なマーケットではなく、スーパーマーケットを選んでくれます」

だが、現在の4%の売上税は顧客に負担を強い、しばしばスーパーで買い物をすることを妨げていると、ホサイン氏は補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Sep 19 2018
https://www.thedailystar.net/business/news/rising-middleclass-brings-cheers-supermarkets-1635838
翻訳:吉本
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