継続的な日本の支援

【The Daily Star】日本はバングラデシュ人小規模農家とミャンマーからの強制避難民(ロヒンギャ)を支援するため、2020年12月まで500万ドル(5.5億円)の資金提供を行う。

6日、世界食糧計画(WFP)バングラデシュ事務所で、泉裕泰在バングラデシュ日本大使とリチャード・ラガンWFPバングラデシュ代表との間で署名が交わされた。

WFPの記者発表によると、日本はポトゥアカリ(Patuakhali)県とコックスバザール(CoxBazar)県の2千人の小規模農家の生活を支えるため、研修や農機具、インフラなどの支援を行う。

「コックスバザールで進行中の危機に対し、継続的に支援してくれる日本の人々に感謝します。支援へのニーズは依然としてたくさんあり、これを通じて、バングラデシュの小規模農家を支援する新たなプログラムを開発しつつ、避難民支援を継続することができます」
ラガン氏は感謝を表した。

「プロジェクトを通じて、農家と避難民両方が利益を得るでしょう。バングラデシュの発展やコックスバザールの避難民支援に貢献できることを心から願っています」
和泉大使は話した。

支援の一部は、強制避難民用の『WFP電子クーポンプログラム』の拡大に使われる。この革新的なプログラムにより、避難民はWFPと契約した特別な店舗でさまざまな食べ物を入手することができる。

現在、コックスバザールで暮らすミャンマー避難民のおよそ4分の1が電子クーポンによる支援を受けているが、今回のプロジェクトでさらに2万1千人が12カ月間支援を受けられるようになる。

日本の力強い支援の継続は、WFPのバングラデシュでの活動の後押しになる。WFPがバングラデシュで活動を始めた当初、日本は1500万ドル(16.6億円)の拠出を行った。

日本の基金はクトゥパロン(Kutupalong)-ボルカリ(Balukhali)拡張サイトの真ん中に橋を建設することも支援した。これにより、トラックで食料や物資が運べなかった集落へアクセスできるようになった。

WFPはコックスバザールのミャンマー避難民に対し、一カ月当たり87万人以上に食糧援助を行っている。また、バングラデシュの受入れコミュニティに栄養や生計支援など、最も脆弱な人々への活動も行っている。2019年6月まで援助を提供し続けるため、WFPは早急に5200万ドル(57.7億円)を必要としている。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 8 2019
https://www.thedailystar.net/city/news/japan-support-farmers-and-displaced-myanmar-people-1684336
翻訳:吉本
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