日系企業バングラで事業拡大

日系企業バングラで事業拡大
【Financial Express】調査によると、バングラデシュは今後1、2年、日本企業の事業拡大計画において、最も高いポジションを維持するという。

品質管理や規制緩和、労働力確保に問題があるにもかかわらず、バングラデシュはアジア・オセアニア地域でトップの地位を得た。

『2018アジア・オセアニア地域における日本企業のビジネス状況に関するジェトロ調査』は、調査に回答した73.2%の企業がバングラデシュでの事業『拡大』を望んでいることを明らかにした。

インドが72.8%、ミャンマーが72.1%と続いた。

2018年の企業の景況感を示す日本貿易振興機構(JETRO)の調査は、インド、ラオス、ベトナム、バングラデシュ、カンボジアの景気動向指数が高いことを示している。

今回32回目となるJETRO調査は、20カ国に10以上の直接・間接投資を行った日系企業1万3415社のうち、5073社が回答した。

バングラデシュでは進出する日本企業140社のうち、57社が回答した。そのうち30社は大企業グループに属し、27社が中小企業となっている。


調査によると、2018年10月9日から11月9日までに回答した企業の55.1%が、将来のビジネスアプローチとして『拡大』を選択した。2017年調査では53.7%だった。

4.2%の企業が『削減』、『第三国/地域への移転』、『現地市場からの撤退』としたが、バングラデシュ進出企業にその回答はなかった。

一方、26.8%の企業が現状維持と回答した。これは今後1-2年間は拡大計画がないことを意味する。

「日系企業の景況感は引き続き改善している」
JETROは調査で述べている。

61%の企業が拡大理由として『高い成長可能性』と『現地市場での販売増加』を挙げた。

41%の企業が主要な理由として『輸出拡大による販売の増加』を挙げた。

全産業の年間賃金上昇率の平均値はパキスタンの10.0%が最も高く、バングラデシュの9.6%が続いた。

JETRO調査は、62.5%の企業が従業員の質、58.9%が賃金上昇、64.6%が品質管理の難しさについて疑問を投げかけていることを明らかにした。

Bangladesh News/Financial Express Mar 12 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/bd-top-choice-of-japanese-firms-for-business-expansion-jetro-1552364751
翻訳:吉本
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