【Financial Express】世界銀行(WB)レポートは、バングラデシュは世界で最も急成長する5つの経済国の1つだとした。
この見通しは、4日朝に発表された『更新バングラデシュの発展2019年4月：規制の予測可能性に向けて』で述べられた。
この驚くべき成長は、民間投資が不十分であるにもかかわらず、安定したマクロおよび輸出志向の工業重視の成長に起因するとした。
「全体的に見て経済は前進しているが、バングラデシュの歴史や国際的水準で見てもかなりのペースだと言える。2017会計度の供給サイドの成長は、公式推定7.3％のGDP成長の3.4％を占めるサービス部門と工業によるものである」
レポートはバングラデシュには国民経済計算システムの刷新が必要だと助言する。
「刷新したシステムが過去2年間のGDP成長率を7.3％から6.8％、さらには6％まで低下させたとしても、バングラデシュは依然として世界で最も急成長している国の1つと言える」
多くの欠陥があるにもかかわらず、それは低迷する世界経済できちんと機能している。公式の成長統計から推論するのは拙速だが、所得は確実に増加している。
個人消費や送金、地方所得の伸びと共に、製造業や建設業、作物収量の増加によって成長が引き起こされている。
規制の予測可能性が成長をさらに加速させていると、レポートはいう。
「国内需要の伸びが、個人消費で4.7%、投資で3.25%貢献している。弱含みの輸出と力強い輸入は17会計年度の成長を牽引した。民間投資はGDP比では停滞している」
17会計年度、工業部門は大・中規模製造業の11％の成長が大きく貢献し、2桁（10.2％）成長になったという。
「サービス部門の成長は、16会計年度の6.25％から、17会計年度の6.7％へと向上した。この成長は、卸売業や小売業、輸送業、ホテル、レストランに牽引された。サービス部門の輸出は、2016会計年度に2.6％減少したのに対し、17会計年度には名目ドルで10.8％増加した。さらに、18会計年度上半期は前年同期比で14.1％増加した」
前年度まで2年間連続して減少していた送金流入額は急激に回復し、18会計年度の当初8カ月で16.5％増加した。
Bangladesh News/Financial Express Apr 4 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bangladesh-among-top-five-growing-economies-wb-1554363703
翻訳：吉本
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