甘いベンガル新年

甘いベンガル新年
【The Daily Star】企業の間で顧客や納入業者にギフトボックスを贈ることが増えていることで、ベンガル新年初日『ボヘラ・ボイジャック』は菓子メーカーに過去最大のチャンスを与えている。

4月14日からのベンガル新年に菓子を食べることは伝統だが、菓子を贈る企業文化が成長したことで、製造業者は4月9日から17日の間、1日100トン、3千万タカ(3964万円)を販売する。

今年、菓子屋はとりわけ良いボヘラ・ボイジャック(期間)を過ごしている。

そんなほくほく顔の菓子屋の1つは、最高級ブランドで企業に人気の『プレミアム・スイーツ』だ。

「販売額は去年を上回っています」
プレミアム・スイーツのマウブーブル・ラハマン法人部長は、数字を伏せたまま述べた。

プレミアム・スイーツはさまざまな価格帯のギフトボックス以外に、5店舗でヒルサ魚やパンタ・ライスを中心としたボヘラ・ボイジャック商品を提供している。

プラン-RFLグループ姉妹会社の『ミタイ(Mithai)』も、ボヘラ・ボイジャック用の豊富な商品を取り揃えている。今年の売上高は3倍増になったと、アニメシュ・サハ最高執行責任者はいう。

同社は中価格帯で販売する店舗を合計で43箇所持ち、15種類、1ー4kg重量の豊富な商品を提供している。

手頃価格の菓子ブランド『ボノフル&カンパニー』(Banoful&Co)もボヘラ・ボイジャックに向けて売上げを伸ばしているが、先が見通せるわけではないと、経営者のディダルル・アラム・チョードリー氏は慎重だ。

「長期休暇に入って市民が街から出ていくため、期待するほどではないでしょう」

バングラデシュ菓子製造業者協会会長でムスリム・スイーツ経営者のモハメド・アリ氏は、「他のどんな日よりも良いです」と楽観的だ。

サハ氏は菓子の市場規模に関する信頼できるデータはないとしながら、年間およそ1万トン、30億タカ(39.6億円)の需要があると見込む。

そのうち、ミタイやロッシュ(Rosh)、プレミアム・スイーツ、プレミア・スイーツ(Premier Sweets)、ミーナ・スイーツ(Meena Sweets)、カザナ・ミタイ(Khazana Mithai)などのブランドは、最高でも1千トンほどだという。

ミタイの分析によると、過去3ー4年間でブランド菓子の需要はおよそ30%増加したが、ノン・ブランド菓子の需要が60ー70%急増したため、市場の急成長は異常だという。

この成長の主な理由は、購買力の上昇と人口増加だと分析する。

バングラデシュ菓子製造業者協会にはおよそ3500の菓子屋が登録されている。そのうち250がダッカにある。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 14 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/sweeter-pahela-baishakh-1729756
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #菓子 #急成長 #ボヘラ・ボイジャック