ビレットの自給自足達成

ビレットの自給自足達成
【The Daily Star】鉄鋼製品の生産能力を高めた大規模製鉄所による巨額投資を受け、バングラデシュはビレット*生産の自給自足を達成した。

5年前、製鉄工場は国内市場に供給する商品を造るため、必要なビレット量の半分を輸入しなければならなかった。バングラデシュ製鉄協会(BSMA)のMd・シャヒドゥロー事務局長は話す。

現在、国内工場では年間約600万トンのビレットを生産している。これは550万トンの高品質ロッドを製造するのに十分な量だ。

BSRMやアブルカイル(Abul Khair)製鉄、GPHイズパット(Ispat)、KSRM、メトロセム(Metrocem)、アンワールイズパット(Anwar Ispat)による近年の生産拡大により、バングラデシュはビレット輸入の依存度を減らすことができた。

急増する建設資材の需要を満たすため、企業は鉄鋼生産能力の増強を求めていた。

現在、35工場が輸入スクラップからビレットを製造している。メトロセム製鉄の常務取締役でもあるシャヒドゥロー氏は話した。

国内工場、主に大規模工場は、巨大インフラプロジェクトの実施による鉄鋼需要の増加により、ビレット製造か、生産能力拡大のいずれかを選択したという。発電の改善も彼らにより多くの投資を促した。

年間180万トンのビレットを生産するBSRMのタパン・セングプタ執行役員は、ビレット生産能力の拡大は輸入に必要とされた大量の外貨節約に役立ったと話した。

年間生産量を満たすビレットが不足していたとき、バングラデシュは主に中国や米国、インドから輸入していた。現在、輸入需要はほとんどない。

【後略】

*製鋼における圧延前の中間製品。一辺50-130mm、長さ1m程度までの角型鋼片。

Bangladesh News/The Daily Star May 8 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/bangladesh-self-sufficient-billet-production-1740427
翻訳:吉本
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