新年度開発予算は21%増

新年度開発予算は21%増
【The Daily Star】政府は2019-20会計年度(2019年7月ー2020年6月)の年次開発予算の規模を、前年度より21.39%増やし2兆272.1億タカ(2兆6788億円)とした。これまで積み上げられた外国援助を動員するようだ。

昨年11月現在、積み上げられた対外援助額は487億5000万ドル(5兆4106億円)となっている。

次年度開発予算の草案は8日、MA・マンナン計画相が議長を務めた省庁間会議で採択された。
 
会議後、マンナン氏は記者団に対し、年次開発計画(ADP)は来週開かれる国会経済会議(NEC)で最終決定されると話した。

来年度、外国援助の利用は今年度より40.78%増え、7180億タカ(9488億円)になると見込まれる。

「これまでたくさんの対外援助を集めてきたので、来年度はこれまで以上に利用することになるでしょう」
計画相の高官は話した。

逆に、政府資金の割当は前年比12.86%増、1兆3092.1億タカ(1兆7300万円)と見込まれ、それほど増えてはいない。

政府資金の割当が拡大しないのは、歳入がそれほど良くなかったためだ。

国家歳入庁のデータによると、今会計年度の当初8ヶ月の歳入は7.02%の増加だった。前年同時期は14.13%の増加だった。

その結果、来年度ADPへの政府資金の配分は保守的となった。

ADPには毎年大きな資金が割当てられるが、実施が不十分なため、金額は常に下方修正される。

それについて尋ねられたマンナン氏は、政府は来年度から複数の措置を取るため、ADPの実施は拡大するとの見通しを示した。

大臣は、今会計年度当初10ヶ月間でADP予算の54.63%が使われ、前年同時期の52.42%より増加したと話した。

新会計年度(2019年7月~)の予算案は、進行中のパドマ橋やパドマ鉄道のようなメガプロジェクトを考慮し、政府は輸送部門に最高額を割当てることにしている。

計画省の案では、政府は提案されたADPの26.05%、5280.5億タカ(6978億円)を輸送部門に割いた。

2番目に高い割当は電力部門で、提案されたADPの12.83%、2601.7億タカ(3438億円)とした。

その他の分野では、上水や住宅などの実際的な計画に2432.4億タカ(3214億円)、教育や宗教に2137.9億タカ(2825億円)、科学や情報通信技術に1754.1億タカ(2318億円)、農村開発に1515.7億タカ(2003億円)、保健に1305.5億タカ(1725億円)、農業に761.6億タカ(1006億円)、水資源に565.2億タカ(747億円)、行政に502.3億タカ(664億円)の割当が見込まれている。

Bangladesh News/The Daily Star May 9 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/new-adp-be-21pc-bigger-1740955
翻訳:吉本
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