健康センターの人手不足

健康センターの人手不足
【The Daily Star】モウルビバザール(Moulvibazar)県には約200万人が住んでいる。だが、県の家族計画事務所やユニオン健康・家族福祉センターは人手不足や深刻な医薬品不足、インフラ不足のため、住民の大部分は家族計画の対象外となっている。

県家族計画局によると、県内には67ユニオンあり、各ユニオンに1つずつ健康・家族福祉センターがあるはずだが、43センターしかないという。そのうち30センターが人手不足と深刻な医薬品不足に陥っている。

同局のアブドゥル・ラッザック副局長は、センター内の35%のポストが空白のため、サービスが妨げられていると話す。

規則によると、現場職員は6千人に1人の割合でサービスを提供することになっているが、現在、2万5千人に1人の割合だという。

例えば、イスラムプールはカマルゴンジ(Kamalganj)郡の人口密集ユニオンで5人の職員が必要だが、わずか1人しか配置されていない。また、スリーモンゴル(Sreemangal)郡のアシドゥランユニオンでは6人必要だが、2人しかいない。クラウラ(Kulaura)郡のボロンチャルユニオンは3人必要なところ1人だけだ。

カマルゴンジ郡の匿名希望の現場職員は、当局は10日分の医薬品で、1カ月運営することを求めていると話した。

バングラデシュ傷害予防研究センターのアルタフル・ラハマン県調整官によると、昨年県内では71例の妊産婦死亡事例が報告されたという。

スリーモンゴル郡クリスナチャラ村のアゴルモリ・カーリアさん(20)は、妊娠中どんな予防接種も受けられないうえ、家族計画官が地区を訪ねてきたことはないと話した。近所に住むマニク・カーリアさんとビショル・カーリアさんも同意した。

ショドル(Sadar)郡チャドニガットユニオンのシャプラ・ベガムさん(24)と近所のリマ・ベガムさん(28)は、この地区に家族計画事務所の担当者が訪ねてきたことはないと話した。

チャドニガットユニオン議会のマウムド・アリ議員は、家族計画事務所は長期に渡って人員不足と深刻な医薬品危機に直面していると話した。

ラッザック副局長はセンターの人員不足と深刻な医薬品不足のため、十分なサービスが提供できないとした。その上で、空いているポストを埋めることで問題が解決するとの期待を示した。

Bangladesh News/The Daily Star May 10 2019
https://www.thedailystar.net/country/news/family-planning-facilities-still-elusive-thousands-1741240
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #家族計画 #健康・家族福祉センター