インフレ率13カ月ぶりの高さ

インフレ率13カ月ぶりの高さ
【The Daily Star】通常から消費が急増するラマダン中に非食料品価格が急上昇したため、5月のインフレ率は13カ月ぶりの高さだった。

18日、MA・マンナン計画相が発表したバングラデシュ統計局(BBS)のデータによると、先月のインフレ率は4月から0.05ポイント上がり、5.63%となった。 この数字は1年前よりも0.06ポイント高い。

非食品インフレ率は5.84%と、前月比0.2ポイント上昇したが、食品インフレ率は0.05ポイント低下し、5.49%となった。

BBSは声明の中で、5月は衣服や家具、医療サービス、輸送コストが上昇したと述べた。

世界銀行ダッカ事務所のエコノミスト、ザヒド・フセイン氏は、今年は非食品価格が、とりわけ都市部で影響を受けているように見えるとした。

これは食品消費の最大品目である米価が下落しているせいかもしれない、とザヒド氏はいう。

だが、5月の地方の食品インフレ率は4月とほぼ同じで、昨年5月をわずかに上回った。

「これは水田価格の下落が、そのまま地方の米価に大きく影響しなかったことを意味します。しかし、都市部では米価に影響し、下落した可能性があります」

地方の米価は一般的に都市部よりも低くなる傾向がある。今回は豊作によって米がより良い価格で都市市場に流れ、それに比例して都市部の米価が下落した可能性がある。

インフレ率は2013ー14会計年度に7.35%となってから低下傾向にある。 2016ー17会計年度には5.44%まで低下したが、翌年だけ5.78%とわずかに高くなった。

政府の公式文書によると、満足のいく国内生産、良好な環境、低い予算赤字、国際市場における燃料価格や商品価格の低下、それらと相まった慎重な金融政策が、インフレ率全体の低下に寄与したとする。

現会計年度の当初11カ月の平均インフレ率は5.47%となっている。

政府は現会計年度のインフレ率を5.6%以内、次期会計年度は5.5%以内とすることを目標に掲げている。

「バングラデシュ経済の持続的で高い成長率にも関わらず、インフレ率は許容範囲に保たれてきました」
先週の予算演説で、AHM・ムスタファ・カマル財務相は述べた。

ここ10年で最もインフレ率が高かった年は2010-11会計年度の10.91%で、最も低かったのは2016ー17会計年度の5.44%だった。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 19 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/inflation-hits-13-month-high-1759252
翻訳:吉本
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