日本の外相ダッカ到着

【The Daily Star】日本の河野外相が29日、ダッカへ到着した。3日間の訪問はロヒンギャ問題に焦点を当てると期待される。

外相は30日、現在の状況を知るためにコックスバザールのロヒンギャキャンプを訪問し、ロヒンギャコミュニティメンバーと対談する予定だ。

その後、ダッカへ戻り、(バングラデシュの)AK・アブドゥル・モメン外相と二国間会合を行う。

二国間外相会合ではロヒンギャ問題とは別に、バングラデシュと日本の関係強化に関する議題も議論される、とBSSは報じた。

外務省関係者は、ロヒンギャ問題に焦点を当てた河野外相の訪問は、ロヒンギャを安全にミャンマーへ送還するという現在進行中の努力を促進するのに役立つとした。

日本の外相はダンモンディ(Dhanmondi)のボンゴボンドゥ記念博物館も訪問し、国父『ボンゴボンドゥ』シェイク・ムジブル・ラハマンに敬意を表する。

31日にバングラデシュを出発する。

ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は、7月29日から8月3日までの河野外相のバングラデシュとミャンマー訪問中、重大な人権問題を提起することを求めた。

国際的な監督下にあるロヒンギャ難民の安全で尊厳のある自発的な帰国のため、彼らの出身地ラカイン州で必要なすべての措置、民権への平等なアクセス、移動の自由、無差別なサービスアクセス、生活アクセスを確保することをミャンマー政府に要請すべきだとした。

2017年8月25日以降、ミャンマーラカイン州の残虐行為のため、約75万人のロヒンギャが避難した。今年始めのミャンマー軍とアラカン軍の衝突で、さらに数千人が避難した。

「河野外相はミャンマー訪問中、政府に対し、人道機関、人権団体、そして独立系メディアが、ロヒンギャやその他危険にさらされている少数民族へアクセスできるよう要請すべきです」
HRW日本の土井香苗理事は述べた。

HRWは7月26日付けの河野外相宛ての書簡で、「バングラデシュ政府に対し、平和的な批判や反対意見を抑える厳格なデジタルセキュリティ法とオンライン検閲による逮捕について、バングラデシュ政府に圧力をかけるべきだ」とした。

ミャンマーについては、人権侵害を助長する1982年の市民権法を改正し、ロヒンギャに対する制度化された差別を終わらせるようアウンサンスーチー政権に要請すべきだとした。

「日本はバングラデシュとミャンマー全員の人権を促進する権利尊重民主主義国家として、その国際的地位を使うべきです」
土井氏は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Jul 30 2019
https://www.thedailystar.net/backpage/news/japanese-foreign-minister-arrives-the-capital-1779067
翻訳:吉本
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