日本、貸付金利引下げ

日本、貸付金利引下げ
【Financial Express】日本は来月(10月)から、バングラデシュへの貸付金利を0.3%下げ、0.65%にする可能性が高い。23日、関係者が述べた。

2017年10月、日本国際協力機構(JICA)は貸付金利を0.01%から0.95%に引き上げた。

「政府の要請といくつかの議論を受け、JICAはバングラデシュへ融資する貸付金利を引き下げることに合意しました。新しい金利は10月から始まります」
財務省(MoF)関係者が述べた。

その上で、バングラデシュ最大の二国間開発パートナー(日本)が、政府開発援助(ODA)で提供した貸付金利を引き下げる決定は良いニュースだとした。

JICAは2017年に金利を0.95%に引き上げたが、それでも他の全開発パートナーの中で最も低い金利だ。

バングラデシュは数年前、貧困国から低中所得国(LMIC)へ卒業したため、日本は融資条件を少し厳しくしたという。その他の条件はほぼ同じままだ。

融資の返済期間は30年で、10年間の猶予期間がある。

2017年10月までは、JICAの融資返済期間は40年で、10年間の猶予期間があった。さらに、その融資に対して、フロントーエンド料金と保険料の請求があった。

経済関係局(ERD)の関係者によると、バングラデシュ国民一人当たりの収入が増え、経済が成長しているため、日本は将来、融資条件を検討することを提案したという。

過去数年にわたり、日本の年間援助パッケージ量は10億ドル(1110億円)を超え、国内のさまざまな開発プロジェクトを促進してきた。

「限られた国内資源の中でインフラ開発に莫大な投資を必要とするため、バングラデシュには外部資金が必要です」
ERD関係者は補足した。

日本は2018年6月の第39期ODAパッケージの下、バングラデシュの6つの開発プロジェクトへの資金として、18.3億ドル(2031億円)の支援を行った。

このパッケージの下、マタルバリ港開発プロジェクトに26.5億円の融資を提供した。

また、ダッカMRT(メトロ鉄道)6号線建設(第3段階)プロジェクトに797.2億円、ダッカMRT 5号線実現可能性調査に73.6億円の融資を提供した。

さらに、マタルバリ超々臨界圧石炭火力発電所(第4段階)プロジェクトに673.1億円、ジャムナ鉄道橋プロジェクトに372.2億円、保健サービス強化プロジェクトに65.6億円の融資を提供した。

第38期ODAでは、6つの開発プロジェクトに約16.4億ドル(1820億円)を提供した。

1971-72会計年度からこれまで、JICAは120億ドル(1兆3318億円)近くの支援を行ってきた。

Bangladeh News/Financial Express Sep 24 2019
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/japan-to-cut-rate-on-bd-loans-from-oct-1569297405
翻訳:吉本
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