新たなスキャナ求める:NBR

新たなスキャナ求める:NBR
【The Daily Star】国家歳入庁(NBR)は、輸出入貨物の検査強化や虚偽申告を通じた義務回避を抑制するため、14のコンテナスキャナを購入することを計画している。

「現在11台のスキャナがありますが、実務として非常に少ない状態です。さらに、複数のスキャナの交換時期が近づいています」
NBR税関・国際貿易担当のMd・ライチ・ウディン・カーン筆頭書記官は話す。

「今会計年度から輸出入コンテナのスキャンが必須となったため、新しいマシンを購入することにしました」

ワシントンに本拠を置くシンクタンク『グローバル・ファイナンシャル・インテグリティー』は今年始め、2015年に先進国との貿易における誤請求により、バングラデシュから59億ドル(6548億円)が流出したと発表した。より多くのスキャナを導入することで、物理的検査へのプレッシャーが軽減され、コンテナの通関手続き時間が短縮されるとカーン氏。新たなスキャンマシンは、来年度中に税関で使用できるようになると話した。

スキャナを購入するため、NBRは財務部門に63.2億タカ(83.5億円)を要求した。財務相はすでに購入計画に同意している。

NBR担当者によると、この件に関してNBRはすぐに入札を公募するという。

現在、税関が物理的に検査を行うのは輸入貨物の10-15%ほどだ。

公式データによると、昨会計年度、輸出入貨物は1千億ドル(11.1兆円)に達し、6税関と40の税関出張所を経由して最終目的地へ到着した。

チャットグラム(Chattogram)港では12ゲート中6ゲートでスキャナが使われ、昨会計年度、合計286万コンテナの98%を処理した。

その他のスキャナは、ダッカのコムラプール(Kamalapur)の内陸コンテナ倉庫に1台、モングラ港に1台、インドとの貿易の大半を処理する最大港ベナポール(Benapole)陸港に配備されている。

AHM・ムスタファ・カマル財務相は、すべての輸出入コンテナは、移動の許可を与えられる前にスキャンされるようになると話した。

Bangladesh News/The Daily Star oct 6 2019
https://www.thedailystar.net/business/news/nbr-seeks-funds-buy-14-container-scanners-1809976
翻訳:吉本
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