125歳のガザルさん

125歳のガザルさん
【The Daily Star】1911年11月20日。これが国民IDに書かれたガザル・ウディンさんの誕生日だ。だが、ガザルさんは108歳ではなく125歳だと穏やかに主張する。

ガザル・ウディンさんとその子ども、孫、ひ孫、玄孫は、ラルモニルハット県パットグラム(Patgram)郡ダハグラム村の12軒の家で暮らしている。

ガザルさんには一般的な老人の合併症がないため、健康な老人として有名なだけではなく、1947年のインドのパルチザンなど一連の歴史的出来事の目撃者でもある。

6人の息子と4人の娘の父親であるガザルさんは、約40年前に最初の妻シャウジャディ・ベガムさん、約20年前に2番目の妻マレカ・ベガムさん、2年前に3番目の妻アレヤ・ベガムさんを亡くした。

長男のファテマ・ベワさんは95歳になる。

ガザルさんは生涯にわたって市井の農学者であり、現在は竹細工や漁網を作り、牛に餌をやることで毎日を過ごしている。重い物を運ぶことだけができない。

長寿の秘訣について尋ねられたガザルさんは、早起きと意識的な食生活だとした。
 「毎日、日の出前に目を覚まし、家で作った料理を食べます。肉を食べることはほとんどなく、主に野菜を食べています」

はっきりと物が見え、健康上の合併症はないと言う。
 「深刻な病気にかかったことは一度もありません。熱や痛み、風邪、頭痛の時は、化学薬品ではなく漢方薬を服用しました」

Copy of his NID Card. PHOTO: STAR

ガザルさんの1日は、村のモスクで祈りを捧げることから始まり、素足で歩き回る。朝食は"ロチ"(roti:鉄板で調理した平らで丸いパン)で、昼食と夕食は米や野菜、魚、時に肉入り豆を食べる。

第3子のアブドゥル・ジャバーさん(80)は特派員に対し、父親がどれだけ優れているかを話してくれた。
 「重いものを持ち上げる以外、父は今でもすべての必要な雑務をこなしています。私は10年間も病気だったのに。父の息子であることを誇りに思います」

ジャバーさんの息子サバー・アリさん(65)は、祖父が村で唯一の"病気のない人"だと笑う。
「私は祖父が一度も痛がっているのを見たことがありません。いつも笑っています」

サバーさんの息子アシュラフ・アリさん(40)は、ガザルさんを「バロバ」と呼ぶ。
「バロバは自らの人生経験や英国統治下でのルール、パルチザンがなぜできたかなど、歴史的なことを話してくれます。もちろん1952年の言語運動と1971年の解放戦争についても話します」

ガザルさんの玄孫アニスル・ラーマン・アカシュさんは18歳だ。

「ガザルダダ(おじいちゃん)は私たちの財産です。常に私たちの案内役です。教育は受けていませんが、私たちに勉強することを勧めてくれます。おじいちゃんがぼんやり座っているのを見たことがありません。私は4世代家族で幸せです」
アシュラフさんの息子のアニスルさんは話した。

家族と同じように、ダハグラム・ユニオンのカマル・ホセイン議長もガザルさんが大好きだ。
「ガザルさんはこのユニオンの最年長者のため、できる限り訪問します。彼は私からの援助を決して受けませんが、知恵があふれる言葉で私を助けます」

ガザルさんは10ビガの耕作地と8頭の牛、6頭のヤギを所有している。
 「私は死ぬまで健康に生きたい。それが祈りの中で求めるものです」
ガザルさんは本紙に話してくれた。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 3 2019
https://www.thedailystar.net/country/news/age-just-number-centenarian-gazar-1835041
翻訳:吉本
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