メトロ5号線南側ルート

メトロ5号線南側ルート
【The Daily Star】11日、政府は長年切望されていたMRT5号線(南側ルート)プロジェクトを進めるため、アジア開発銀行(ADB)との融資契約に署名した。

マニラに本拠を置くADBは、17.4kmに及ぶ5号線の詳細な実現可能性調査、エンジニアリング設計、調達文書の実施に必要な4458万ドル(49億4780万)のうち、3326万ドル(36億9143万円)を提供する。これらはすべて2023年までに完了する予定だ。

バングラデシュは目的に必要な、残り1132万ドル(12億5637万円)を負担する。

融資の利率は2%で、5年間の猶予期間後、25年で返済する。 MRT5号線は、2030年までに完成が見込まれる優先3路線のうちの1つだ。推定費用は25億ドル(2775億円)で、この後もADB融資を求める。

5号線は、西のガブトリ(Gabtoli)と東のダッシャカンディ(Dasherkandi)を接続する。これにより、乗客は南北を結ぶ他のMRT線や高速バスを利用できるようになる。

12駅、約13kmは地下鉄道となり、残り4駅は高架鉄道となる。

「プロジェクトの準備が整い、資金を提供すれば、すぐに承認、署名、契約が行われ、政府は不必要な契約料金を支払う必要はありません」
ADB国内ディレクターのマンモハン・パーカッシュ氏は、計画省で開かれた調印式で述べた。

国家経済会議実行委員会は10月、推定4123億8550万タカ(5449.4億円)で、シャバール(Savar)ヘマイヤットプール(Hemayetpur)から、ガブトリ(Gabtoli)、ミルプール(Mirpur)、グルシャン(Gulshan)を経由してバタラ(Bhatara)まで接続する5号線北側ルートを承認した。

20kmの路線は地下と高架部分からなり、2028年までに完成する予定だ。

計画省関係者によると、日本国際協力機構(JICA)がソフトローンの大部分を提供する。

ローン金利は0.9%で、10年の猶予期間後、30年以内の返済が義務付けられている。これはバングラデシュにおける最低金利だ。

ハズラット・シャージャラル国際空港からコムラプール(ダッカ中央)駅までのMRT1号線も、10月に承認された。

推定費用5256億1430万タカ(6945.6億円)の1号線は、国内初の地下鉄路線となる。

31.24kmのルートには、ノトゥンバザール(Notun Bazar)からプルバチャル(Purbachal)までの高架部分があり、2026年までに完成する予定だ。

ウッタラ(Uttara)とモティジール(Motijheel)を結ぶMRT6号線の工事は2016年7月に始まり、11月時点で38.35%が完了した。2021年12月16日のバングラデシュ戦勝記念日50周年にオープンする予定だ。

16駅20.10kmの6号線は1時間に6万人の乗客を運び、現在2時間かかるウッタラからモティジールの移動時間が、1時間程度短縮される。

当局は最近、旅行客の利便性を考え、6号線をモティジールからコムラプール駅まで延伸することを決定した。

「ダッカ市は生活の質を改善し、交通渋滞を軽減し、生産性と環境を改善するため、最新の鉄道ネットワークを構築します」
パーカッシュ氏は、MRTシステムはダッカ経済への貢献を35%引き上げる効果があるとし、メトロ鉄道はダッカのような人口過密都市にとって不可欠なインフラであり、2041年までに先進国という目標掲げるバングラデシュの前提になるとした。

ダッカMRTシステムは、現アワミ連盟政権の大規模プロジェクトの1つであり、2030年までに完成することで、首都の2つの課題である渋滞と大気汚染を緩和する。

MRT5号線は、気象や自然災害からの回復力を考慮して設計され、女性や子ども、高齢者、障がい者を支援する機能を併せ持つ。また、自動化された発券や料金徴収システムが採用される。

政府はADBとの間で、ダッカに40 kmの送電線と4450メガボルトアンペア(MVA)の変電所、368 kmの送電線、3070MVAの変電所、また西部地方の20の湾の拡張工事に必要な別の融資契約(約3億ドル:333億円)にも署名した。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Dec 12 2019
https://www.thedailystar.net/backpage/news/another-mrt-line-the-offing-1839034
翻訳:吉本
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