ADB 国際回廊整備を支援

ADB 国際回廊整備を支援

【Financial Express】15日、ダッカ北西部国際貿易回廊を更新するため、バングラデシュ政府はアジア開発銀行(ADB)と3.6億ユーロ(465.7億円)の融資契約を締結した。

両者を代表して、経済関係局(ERD)ファティマ・ヤスミン局長とADBバングラデシュのマンモハン・パーカシュ所長が署名した。

この支援は、第2次南アジア地域経済協力(SASEC)ダッカー北西回廊道路プロジェクトに対する12億ドル(1332億円)の第2トランシェとして行われた。

「このプロジェクトでは、バングラデシュとブータン、インド、ネパールを結ぶ優先的な国際輸送回廊を造ります。地域の接続性をさらに強化し、国内で2番目に交通量の多い大動脈に沿った交易を促進します。完成すると、輸送コストや移動時間、二酸化酸素の排出、渋滞、事故が削減されます」
パーカシュ氏は述べた。

【中略】

ADBは1994年、ランドマークとなるジャムナ橋プロジェクトが承認されて以来、ダッカと北西部回廊道路の改善を支援してきた。ジョイドプール(Joydeypur)-エレンガ(Elenga)間の70㎞は、2012年に承認されたSASEC道路接続プロジェクトの下、進展を遂げてきた。また、ブータンとインド、それぞれの入口に当たるブリマリ(Burimari)とベナポール(Benapole) 陸港の運用効率も改善した。

地域の繁栄の促進を目標に掲げるADBが支援するSASECプログラムの中心に、交通インフラ整備がある。

2001年以来、SASECメンバーは、地域規模で55のADB資金プロジェクト、125億ドル(1兆3873億円)相当の契約を締結し、実施してきた(うち、輸送部門は36プロジェクト102.3億ドル)。バングラデシュの交通量は毎年8%の割合で増加し、旅客輸送の70%、貨物輸送の60%が道路を使用する。

ADBは極貧撲滅の努力を続けながら、豊かで包摂的、回復力があり、持続可能なアジア太平洋地域を目標に活動している。1966年に設立され、68の国や地域のメンバーからなる。

Bangladesh News/Financial Express mar 15 2020
https://thefinancialexpress.com.bd/national/adb-provides-360m-to-upgrade-dhaka-northwest-intl-road-corridor-1584273274
翻訳:吉本

バングラデシュ #ニュース #ADB #国際輸送回廊 #SASEC