衣服からマスクへ

衣服からマスクへ

【The Daily Star】タンガイル(Tangail)県ミルザプール(Mirzapur)のMdラフィク・ミアさん(50)は、新型コロナウイルスにまつわる政府の指示に従い、自宅兼仕事場での作業を中断した。

じっと座ったまま時間が経つことを潔しとしないラフィクさんは、仕事場にあった端布を使って、需要のあるマスクを作ることができると考えた。

そして、妻のナスリン・ベガムさんと2台のミシンを使って、毎日約100枚のマスクを作り始めた。

マスクは7タカ(9.3円)で卸され、近所の店や屋台で10タカ(13.2円)で売られている。

3人の父親でもあるラフィクさんは、経済事情により、学校を5学年で中退した。1990年から衣料品工場で働き、2年前に退職した。その後、モヘラユニオンアグシャワリ村に帰って12台のミシンを購入し、女性や子ども服を作るため、近所の女性を雇った。

ラフィクさんは、ナルシンディ(Narsingdi)とガジプール(Gazipur)市場から布ロールを購入し、毎週約200着の服を作る。それをタンガイルショドル郡のカラティア市場で販売している。

「3月第3週に小さな工場を閉鎖しました。働いていた女性と女の子も辞めました。私は市場でマスクが足りないことや、それが高く売られていることを学びました」
ラフィクさんは話す。

そして、工場に残った端布でマスクを作ろうと思い立った。
「マスク作りは私たちの仕事ではありませんが、今の状況に合わせて生産することにしました。ですが、今、低価格でマスクが供給できるので幸せです」

ラフィクさんの顧客の一人、コラリ村のドゥラル・ホサインさんは、他の店や市場では同じようなマスクが20~30タカ(26~40円)だと話した。

「私も衣料品工場で働いていましたが、夫が小さな工場を作ったので一緒に働き始めました」
妻のナスリンさんは話した。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 3 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/earning-leftovers-1889098

翻訳:吉本

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