3月のMFSは大幅に減少

3月のMFSは大幅に減少

【The Daily Star】社会的距離の必要性や、伝染性の高い新型コロナウイルス拡散防止のためのデジタル取引への移行を考えれば、モバイル金融サービス(MFS)業界は少しは幸運といえるだろう。

しかし、国内で最初に感染者が見つかった3月は、これまで右肩上がりだったMFS業界にとって地味な低空飛行となった。モバイル口座の1日の平均取引量が大幅に減少したのだ。

最初の感染者は3月8日に発表されたが、その月の第2週から業界は大規模な打撃を受けた。今週発表のバングラデシュ銀行(BB)の報告書によると、口座保有者は3月に128.339億タカ(169.6億円)/日の取引をしたが、これは2月より11.06%減少した。

業界関係者は、パンデミック中、ミドルクラスやアッパーミドルクラスのモバイルマネーの使用は増えたが、ピラミッドの底辺にいる人の取引が減ったという。

取引の大半は底辺の人が占めている。

「取引量は常に国全体の経済状況に依存します。厳しい状況にあることが、MFS取引記録に反映されました」
bKashのシャムスディン・ハイダー・ダリム広報部長は述べた。

政府は3月26日から一斉休日を宣言したが、状況は3月第2週からすでに悪くなり始めていた、とダリム氏。

パンデミックは経済全体と同様MFS業界にも影響を与えた。

市場の主要オペレーターbKashの3月の平均取引は98.5億タカ(130.2億円)/日で、4月は80億タカ(105.7億円)/日に低下した。一方、5月の取引量は120憶タカ(158.6億円)/日だった。

【中略】

しかし、人々は携帯電話にチャージしてそれで支払うなど、デジタル金融サービスを多く使う。

「私たちMFSプロバイダーは、コロナ禍の中、市民の物理的な距離を確保しています。パンデミックを防ぐため、これは非常に重要だと思います」
わずか1年半で市場2位のオペレーターに成長したナガド(Nagad)の最高経営者は述べた。

ナガドは複数の商品を設計し、中小企業に余剰設備を提供する。パンデミックの中、この提供は多くの企業を助けた。

報告書は、4月にBBからライセンスを取得したとして、バングラデシュ郵便モバイル金融サービスの1部門であるナガドの統計を示さなかった。

3月はMFS業界にとって、ほぼ全部の数字が最悪だった。4月分の報告書はまだ発表されていないが、業界関係者によると、指標はこれまで数年で最悪の可能性があるという。

バングラデシュには3月時点で8260万人の登録ユーザーがいて、そのうち2680万人が利用した。

Bangladesh News/The Daily Star Jun 18 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/march-was-mean-mfs-providers-1916437
翻訳:吉本

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