【Prothom Alo】新型コロナウイルスの影響で、政府の10大プロジェクトの進展に遅れが出ている。これら優先プロジェクトの作業をスピードアップする指示が出された。
■メトロ鉄道
バングラデシュ初のメトロ鉄道は、2021年の戦勝記念日の12月16日に開通する予定だったが、新型コロナウィルスパンデミックが水をさした。この優先プロジェクトの進捗状況は遅いペースとなっている。
今年3月、プロジェクトの44%が完了した。だが、それから3カ月間で進んだのはわずか2%。つまり、6月時点でプロジェクトのわずか46%が完了したに過ぎない。
交通量の多いダッカの交通渋滞を緩和するため、ウッタラ(Uttara) からモティジール(Motijheel)までを繋ぐメトロプロジェクトは、2012年、2200億タカ(2907億円)の予算で始まった。6月までに1千億タカ(1321.4億円)が費やされた。
関係者によると、来年12月までにプロジェクトを終えることは非常に困難だという。2020-21年度予算のプロジェクトへのADP(年次開発予算)割当ては不十分で、437億タカ(577.5億タカ)に過ぎなかった。
パンデミックが続く中、日本政府は日本人にバングラデシュへ帰国することを禁止したため、アガルガオ(Agargaon)からモティジール部分の作業は中断したままだ。他のセクションの作業は、健康と衛生に関する規制を守りながら進行している。
ダッカ高速輸送社(DMTCL)のMANシディク社長は、新型コロナウイルスのパンデミックが6カ月間続いたとしても、調整できるとの考えを示した。だが、それ以上続くと難しいという。作業ペースを上げるため、最新技術を使わざるを得ないからだ。
【後略】
関連記事
https://bddnews.com/post/20200610_109432/
Bangladesh News/Prothom Alo Jul 14 2020
https://en.prothomalo.com/bangladesh/government/coronavirus-deals-mega-projects-a-mega-blow
翻訳:吉本