【The Daily Star】外務省は在ヨーロッパのバングラデシュ外交官に対し、新型コロナパンデミックの影響を受ける現在の市場を維持することとは別に、新しい市場を探すことを求めた。欧米は年間340億ドル(3兆7736億円)を輸入するバングラデシュ衣料品産業のお得意様だ。
パンデミックが続く中、30億ドル(3330億円)以上の衣料品の注文がキャンセルされ、何千人もの女性労働者が失業した。衣料品産業全体では大半が女性の400万人の労働者がいる。
「輸出収益を維持し、新市場を開拓するために、一生懸命動いてください」
AKアブドゥル・モメン外相はビデオ会議で、在ヨーロッパバングラデシュ大使に求めたと、外務省が21日の声明で述べた。
ビデオ会議にはシャウリアル・アラム国務相、マスド・ビン・モメン外務次官、BGMEAのルバナ・ハク会長、英国・イタリア・フランス・スウェーデン・ベルギー・ギリシャ・スペイン・ポルトガル・オランダ・ドイツ・スイス・オーストリア大使が出席した。
モメン氏は、バングラデシュの衣料品工場は、世界保健機関(WHO)と国際労働機関(ILO)の安全規制を維持しながら生産を続けているとしたうえで、バングラデシュは迅速にイノベーションを起こすことができ、個人保護具(PPE)を製造することができたとした。PPEは国内需要を満たしたあと、米国市場に650万着を輸出した。
また、バングラデシュは長年にわたって医薬品産業を発展させてきたように、新型コロナの治療に使われる医薬品を生産し、輸出していると述べた。
外相は大使に対し、政府が新型コロナに対処するために指示した様々な計画を評価するよう指示し、バングラデシュに対するネガティブプロパガンダに対して慎重であるよう注意を促した。
また、国の経済が直面する一時的な緊張状態を解消するため、政府は121.1億ドル(1兆3441億円)パッケージに取り組むと宣言した。
Bangladesh News/The Daily Star Jul 22 2020
https://www.thedailystar.net/city/news/explore-new-markets-apparel-sector-1934193
翻訳：吉本