不確実な経済

不確実な経済

【The Daily Star】バングラデシュ経済は完全な停滞でも邁進でもない、一種の不確実状態にある。

5月30日の移動制限の緩和以降、電力やエネルギー消費量は急激に上昇したが、他の指標、特に小売業の売上高には逆風が吹き荒れ、完全な回復がほど遠いことを示唆する。

消費者は店に群がるが支出はしていない。イード・アル・アドハ後に感染症の津波が襲い、その後の景気回復を遅らせる可能性がある。

「しかし、多くの買い物客がいるわけではありません」
ダッカ商工会議所(DCCI)のシャムス・マフムード会長はいう。

理由は、多くの消費者がパンデミックで給料が減ったからだと見る。
「全体的なお金の循環が減少し、買い物客は慎重です」

経済と雇用創出に大きな役割を果たす家族経営や中小企業は依然として苦しんでいる。

また、新型コロナ第2波、第3波のリスクが残っているため、世界情勢はまだ正常ではない。
「奇妙な状況です。良いことと言えば、注文が徐々に戻ってきているということです」

バングラデシュ電力開発庁(BPDB)のデイリーデータによると、新型コロナウイルス拡大予防のため、全国一律閉鎖を行った4月以降、電力使用量は徐々に増加しているという。

7月の1日当たりの平均電力使用量は、4月の1.53億キロワット/時から、2.35億キロワット/時へと増加した。昨年7月が2.45キロワット/時だったことを見ると、経済は正常に近づいたといえる。

BPDBのベライエット・ホセイン長官は、工場が徐々に再開するにつれ、電力生産量と消費量が増加していると述べた。

また、6月の閉鎖停止後、1日当たりのガス消費量は17-18億立方フィートに上昇したと、ティタスガス配給会社のデータは示している。

【後略】

Bangladesh News/The Daily Star Jul 31 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/economy-limbo-1938989
翻訳:吉本

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