【Financial Express】政府は、安全なハラル食品や肉をアラブ首長国連邦(UAE)へ輸出することを決めた。

漁業・畜産省(MoFL)は外務省を通じて、関連する国内企業リストをUAE当局へ送った。

「リストには国内企業の名前と商品輸出能力が書かれています」
MoFLのラウナック・マフムード次官が先週、本紙の取材に答えた。

興味を示したUAE企業は、バングラデシュ企業から安全なハラル食品や肉を輸入するため、直接連絡を取ることができるという。

昨年、UAEのマリアム・ビント・モハメド・セエド・ハレブ・アル・メフリ食品安全担当国務相が、MoFLのアシュラフ・アリ・カーン・カシュル国務相と会談の際に興味を示したことが、これらの動きにつながった。

UAEの副大臣は会談の際、バングラデシュが中東や湾岸諸国に対し、肉や飲料を含む安全なハラル食品を輸出できる大きな潜在力をもっていることに気づいたと、MoFLの担当者は述べた。

バングラデシュは高い可能性を秘めていながら、ハラル食品や肉、飲料品で、UAEや湾岸諸国の市場に浸透していないと業界関係者はいう。

この分野の起業家はバングラデシュ政府に対し、市場の一部に食い込むことができるよう普遍的なハラル証明書を提供するなど、効果的で必要な政策をとるよう要請した。

現在、一握りの国内企業だけが、複数の中東や湾岸諸国に安全なハラル食品を輸出している。

ハラル食品はイスラム経済の中で規模が大きいだけでなく、最もすそ野が広い産業だと見られている。

情報筋によれば、世界的ハラル企業のF&B産業は2021年までに1.9兆ドル(210.9兆円)近くまで成長し、より多くの国が輸入先として名乗りを上げるという。

UAEでは、ハラル食品は国内消費の他、世界各国への輸出や再輸出するための体制を整えている。

また、約6年間で目覚ましい進歩を遂げた韓国では、現在、インドネシアやマレーシアやイランに加え、UAEやサウジアラビアにハラル食品を輸出している。

バングラデシュ #ニュース #ハラル食品 #輸出 #UAE #中東 #湾岸諸国 #韓国