【Financial Express】海洋経済政策の下、政府は海洋資源の発掘に向け、ベンガル湾からマグロや大型魚捕獲の可能性を探っている。

漁業・畜産省漁業局はこの動きの下、マグロや大型魚などの海洋資源を探すパイロット・プロジェクトを立ち上げた。

「ベンガル湾深海からマグロや大型魚を捕獲する」と名付けられたプロジェクトは、スキルを持った人材を育成し、民間起業家の漁業への投資を奨励するなどの目標を掲げる。

「私たちは政府の海洋経済政策の下、ベンガル湾の深海からマグロや大型魚を捕獲するパイロットプロジェクトを行います」
漁業局の最高科学責任者ミザヌール・ラーマン氏が19日、本紙に語った。

国家経済会議実行委員会(ECNEC)は18日にパイロット・プロジェクトを承認した。プロジェクトには当初予算として、6.1億タカ(8.1億円)が計上された。

プロジェクト期間は2020年7月～2023年6月までとなる。

対ミャンマーやインドに対する法廷闘争後、国連裁判所はベンガル湾の11万8813平方キロメートルをバングラデシュ領だと認めた。

漁業局当局者は、バングラデシュは海洋資源を利用する機会が十分にあるとしたうえで、ベンガル湾でマグロや大型魚の漁が行えるようにインド人やスリランカ人の専門家を雇い、地元の漁師を訓練するとした。

政府は3隻の大型ライナー漁船を購入し、マグロや大型魚を捕獲する漁師を育成する。

「当面、100人に訓練を行います」
パイロットプロジェクトを成功させるため、政府は7人の国際コンサルタントと37人の国内コンサルタントを雇い入れる。

現在、国内総生産(GDP)の3.50%に貢献する漁業は、国の食料安全保障を確保し、経済成長を後押しする上で重要な役割を果たす。

バングラデシュ経済調査2019報告によると、過去10年間、漁業のGDP成長率は5.26%だった。

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マグロ捕獲プロジェクト