3年で7万5971人誕生

3年で7万5971人誕生

【Prothom Alo】セーブ・ザ・チルドレンによると、コックスバザール(Cox’s Bazar)県のロヒンギャ難民キャンプでは、3歳未満の子が推定7万5971人暮らしているという。

セーブ・ザ・チルドレンは、コックスバザールにおける2020年5月31日までのUNHCRのデータを用いながら、これらの子どもたちのほとんどは、母親がバングラデシュに逃れてきたあとに生まれたことが推測できるとした。

セーブ・ザ・チルドレンの最新分析によると、過去数年間、バングラデシュやミャンマーの制限された環境の中で生まれたロヒンギャの子どもは、推定10万8037人だという。

彼らは、子どもには適切ではない制限を受けた環境の中で暮らす。

国連が「民族浄化の教科書のような例」と評した残虐な暴力をきっかけに、70万人以上のロヒンギャがミャンマーを逃れてから丸3年。セーブ・ザ・チルドレンは、バングラデシュの難民キャンプ(2017年8月以降)とミャンマーラカイン州の避難民キャンプ(2012年以降)の人口データを分析した。

3歳のルナちゃんは、母親が命がけでミャンマーとバングラデシュの国境を越える過酷な旅の中、この世に生を受けた。

ルナちゃんは慢性的な栄養不足に苦しんでいる。
「私は子どもたちの教育や将来、躾が心配です」
母親のハミダさんはセーブ・ザ・チルドレンに話した。

【中略】

セーブ・ザ・チルドレンバングラデシュ事務所のオンノ・ファン・マネン所長は、過去3年間、コックスバザールの難民キャンプで7万5千人以上の子どもが生まれたという。

「子どもの誕生は喜ばしいことですが、彼らは家族が働くことができず、教育や医療へのアクセスが制限され、移動の自由もない生活の中で生まれてきたのです」

バングラデシュ国民や政府は、母国ミャンマーの暴力から逃れてきた難民を歓迎したが、3年経っても、この難民危機に対する持続可能な解決には近づいていない。

Bangladesh News/Prothom Alo Aug 25 2020
https://en.prothomalo.com/bangladesh/over-75971-rohingya-babies-born-in-last-three-years-save-the-children
翻訳:吉本

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