34%が唯一の働き手

34%が唯一の働き手

【The Daily Star】バングラデシュの衣料品労働者の3分の1が世帯における唯一の働き手で、コロナ禍のような場合、生計が簡単に破壊され、一晩にして貧困に陥る可能性があることが、新たな調査で明らかになった。

ダッカ(Dhaka)、ガジプール(Gazipur)、ナラヨンゴンジ(Narayanganj)、シャバール(Savar)、チャットグラム(Chattogram)の衣料品工場で働く1272人が、「経済モデルに関する南アジアネットワーク (Sanem) 」と「マイクロファイナンス・オポタニティ(MFO)」の調査に参加した。

調査は、現在進行中のコロナ禍による衣料品労働者への影響評価の一環で行われ、パンデミックの中、労働者とその扶養家族がどのように生活しているかを明らかにすることを目的とした。

インタビューを受けた労働者の34%が、世帯において自分が唯一の働き手だと回答した。また、66%は家族に少なくともう1人の働き手がいることが明らかになった。

これら7月の調査結果は、3月~6月まで同じ衣料品産業で明らかになった結果と非常に類似していると、Sanemはプレス・リリースで述べた。

女性の26%、男性の60%が唯一の働き手だと答えた。

複数の働き手を持つと答えた66%のうち、約91%は2人、9%が3人、1%が4人以上だと回答した。

女性の73%が別の働き手は配偶者だと答えたのに対し、同じ回答をした男性は57%だった。

【中略】

7月の調査では、世帯内の他の働き手や賃金、労働時間について質問した。

その調査結果から、失業率の低下が続き、労働時間が増加し、男女間の所得格差が縮小していることが明らかになった。

また、世帯の他の働き手の96%が、仕事へ行っていることがわかった。

他の働き手の労働時間の中央値は239時間で、給与の中央値は1万タカ(1万3214円)だった。これは6月の9千タカ(1万18993円)から増加した

発表によると、女性の給与の中央値は1万タカ、男性は9千タカだった。

Bangladesh News/The Daily Star Aug 27 2020
https://www.thedailystar.net/business/news/34pc-garment-workers-sole-earners-households-1951685
翻訳:吉本

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