コロナ禍で所得が20%減

コロナ禍で所得が20%減

【Prothom Alo】バングラデシュ統計局(BBS)の調査によると、コロナ禍で平均世帯収入は20%減少したが、経済活動の再開で失業率は低下した。

3月に1万9425タカ(2万5669円)だった平均世帯収入は、8月に1万5492タカ(2万472円)まで下がった。

この間、世帯支出は6.14%減少した。3月に1万5403タカ(2万354円)だった世帯支出は、8月には1万4119タカ(1万8657円)となった。

「バングラデシュとCOVID-19:暮らしへの影響に関する意識調査」と題した報告書は6日、シェイク・ハシナ首相が議長を務める国家経済会議実行委員会(ECNEC)のウェブ会議で明らかにされた。

首相とMAマンナン計画相は首相官邸から、他のメンバーは国会経済会議の事務所から参加した。

BBSは、携帯電話事業会社4社から無作為に2040人の顧客を選択し、電話ベースの調査を実施した。9月13日から19日までの1週間に渡って実施した調査では、48.48%(989人)が回答した。

「調査は非常に科学的で近代的な方法で実施されました」
計画相はEcnec会議後に記者団に説明した。

計画相は、新型コロナウィルスは国内の様々な産業に悪影響を与えたが、農業はパンデミックの影響を受けなかったと述べた。

3月7日にコロナウイルスの初感染者が報告された後、ウイルス拡散を封じ込めるため、政府は移動の制限を課し、必要のないすべてのビジネスを停止するという迅速な措置を取った。これにより、何百万人もの国民が職を失った。

数カ月間のビジネス停止後、政府は徐々に制限を緩和し、経済活動を再開させた。

調査結果によると、コロナ禍の2020年4月から7月までの間、およそ2/3(68.39%)の世帯が経済的な問題を経験したことが判明した。

また、1/5の世帯(21.33%)が政府の救済や援助を受けていた。救済や援助を受けた世帯の月収は2万タカ(2万6429円)以下だった。

3月に8%だった日雇い労働者は、7月に4%へ減少し、9月は7.5%に急増した。一方、農業世帯は10%と横ばいだった。

失業率は10倍に上昇した。

3月に2.3%だった失業率は、7月に22.39%へ急上昇し、9月は再び4%に低下した。

3月に17%だったサラリーマンの割合は、7月に10%まで減少した。だが、9月には17%に増加した。

BBSは電話インタビューによる調査を初めて行った。

統計情報課のMdヤミン・チョードリー課長は、経済活動の再開により、バングラデシュは徐々にコロナ禍から立ち直りつつあると述べた。

Bangladesh News/Prothom Alo Oct 6 2020
https://en.prothomalo.com/business/local/household-incomes-fell-by-20pc-due-to-covid-19-bbs-survey
翻訳:吉本

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