熱は発展途上の都市の健康に強い影響を及ぼします

熱は発展途上の都市の健康に強い影響を及ぼします
[The Daily Star]オーストラリアのモナッシュ大学のユミンッグオらがプロスメディシネで最近発表した新しい研究によると、高所得の都市と比較して、ブラジルの発展途上の都市は、熱曝露の増加に関連して入院率が高くなっています。

地球温暖化に伴って増加する熱曝露は、死亡率と罹患率の増加に関連していますが、熱に対する脆弱性の社会経済的格差についてはほとんど知られていません。新しい研究では、研究者は、ブラジルの人口の78.4%をカバーする1,814のブラジルの都市から、2000年から2015年までの暑い季節の毎日の入院と気候のデータを収集しました。 4,900万件の入院が調査されました。

世界銀行によって分類されているように、中所得の低い都市では、暑い季節に毎日の平均気温が5°C上昇するごとに、すべての原因による入院が5.1%増加しました。中所得の都市では、5°Cの気温上昇ごとに入院が3.7%増加しました。高所得の都市では、気温の上昇は入院の2.6%の増加にのみ関連していました。

「地球温暖化に伴う熱曝露の増加は、都市間の健康格差を悪化させる潜在的な推進力になる可能性があります」と著者は述べています。


Bangladesh News/The Daily Star 20201011
http://www.thedailystar.net/health/news/heat-has-stronger-effect-health-less-developed-cities-1975737