
【The Daily Star】平地や丘陵地に住む先住民族は、教育の欠如により仕事の機会が奪われ、それが彼らを極貧に追いやることが調査で明らかになった。
マニュシェル・ジョンノ財団(MJF)による「チッタゴン丘陵地帯及び平地における先住民の生計の動態を理解する」と題した調査によると、先住民の極貧率は、全国の極貧率の割合より高いことが判明した
調査は、ダッカ大学のサデカ・ハリム教授、ダバシシュ・クマール・クンドウ准教授、ブラック・ムリンモイ・サマッデル協会の上級研究員が共同で行い、ランガマティ(Rangamati)、バンドルボン(Bandarban)、カグラチャリ(Khagrachhari)、ラジシャヒ(Rajshahi)、ナオガオン(Nogaon)の5県の丘陵地と平地に住む505人の先住民族を対象に実施された。
調査回答者の多くは男性で、農業、牧畜、日雇い労働で生計を立てている。
調査結果によると、平地に住む先住民は、チッタゴン丘陵地帯(CHT)に住む先住民よりも貧しいことが明らかになった。
貧困率が最も高かったのはラジシャヒ県の66%で、ナオガオン県の62%がそれに続いた。
一方、バンドルボン、ランガマティ、カグラチャリ県の貧困世帯の割合は、それぞれ39、40、41%だった。
先住民は新しい農業システムに対応できず、作物生産技術の面で遅れている。
「その結果、ローンに依存するようになった」という。
4日夜、ウェブ会議で、サデカ・ハリム教授が研究結果を報告した。
平地の先住民族は、丘陵地に住む先住民族より教育を受ける機会が欠如している。丘陵地帯の先住民族は約21%が教育を受けていたが、平地では16%しか教育を受けていなかったと、ハリム教授は述べた。
一方、丘陵地帯の先住民族のうち、高等教育を受けていたのはわずか3%にすぎなかった。
「平地の先住民族の状況は悲惨です。ナオガオンの回答者の半数が、小学校に入学できなかったと答えました」
研究者らは、先住民族に畜産や近代的な農法を学ぶことを勧める。
また、政府、民間組織双方に、先住民族の教育を確保するための効果的な措置を講じ、先住民族専用の社会的セーフティーネットプログラムを設計するよう求めている。
ファズル・ホサイン・バドシャ議員やダッカ大学のAKMマクスド・カマル副学長らも発言した。
歓迎スピーチは、MJFのシャヒーン・アナム事務局長が行った。
Bangladesh News/The Daily Star Nov 6 2020
https://www.thedailystar.net/city/news/lack-education-jobs-pushing-them-ultra-poverty-mjf-1990301
翻訳:吉本