関西ペイント1.6億投資

関西ペイント1.6億投資

【The Daily Star】日本企業の関西ネロラック(関西ペイント)は、事業拡大と成長する南アジア市場でより大きな存在感を発揮するため、子会社である「関西ネロラック・ペイント・バングラデシュ(正式名RAKペイント)」に1.6億タカ(2.1億円)の投資を行う。

2018年半ばにバングラデシュ市場に参入した関西ペイントは、1日、子会社の1650万タカ(2180万円)の株式を引き受けると発表した。

印メディアによると、株式の額面価値はそれぞれ10タカ(13.2円)。

関西ネロラック・ペイント・バングラデシュのバイシャルNモスレジャ最高経営責任者は、バングラデシュ国民は彼らの製品を受け入れていると、本紙に語った。

「私たちは国民から肯定的な反応を得ており、様々な新製品を発売しています」

新製品には、海洋コーティング、パウダーコーティング、建設用化学薬品、自動車用塗料、アンチウイルス塗料、様々な保護塗料などがある。

「これらの製品すべてに投資が必要なため、将来的にはさらに投資を増やし、さまざまな製品を提供していきたいと考えています」

基本的にバングラデシュの塗料市場は年々大幅に拡大しているため、同社は消費者に高品質の製品を提供するための投資を増やしていくという。

様々な塗料メーカーやバングラデシュ塗料メーカー協会によると、2017年に350億タカ(462.5億円)だった国内装飾塗料市場の規模は、2019年に400億タカ(528.6億円)となった。

だが、2020年の4-6月期には売上高がほぼゼロとなったため、現在、過去10年間で最悪の状況に見舞われている。

ここ10年、平均8~10%の成長を遂げてきた市場で事業展開するのは、約40の国内及び多国籍企業。現在、塗料の年間需要は約20万トンに達した。装飾用塗料の国内市場は巨大ではないが、経済発展に伴って消費が増加しているため、将来的に希望が持てる。

外資系企業が資本金を持ち、長期信用で小売店に製品を流通させていたため、市場は主に外資系企業に支配されていた。

一方、装飾塗料は市場が拡大しているため、多くの外資系企業がこの分野への投資を促しており、今後の見通しは明るい。

バングラデシュでは、バーガー(Berger)社が55%のシェアを持ち、市場リーダーとなっている。その他の主要国内企業として、アジアン・ペイント、ロクシー(Roxy)ペイント、エリート(Elite)ペイント、パイラク(Pailac)ペイント、ムーンスター(Moonstar)ペイント、ウジャラ(Ujala)ペイント、 アル・カリム(Al-Karim) ペイント&ケミカルズがある。

オランダのアクゾノーベル(Akzonobel)、日本ペイント、ノルウェーのジョツン(Jotun)ペイントも、シェアを掴もうと事業展開している。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 3 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/kansai-nerolac-eyes-expansion-bangladesh-2021469
翻訳:吉本

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