医薬品と果物輸入急増

医薬品と果物輸入急増

【Prothom Alo】2020-21会計年度の当初5カ月間(7-11月)、健康維持のために果物や医薬品の消費量が増えたことを受け、輸入が急増した。

一方で工業用原材料や資本設備の輸入は減少し、全体で見れば輸入は8.5%以上減少した。これは、バングラデシュ銀行(BB)の信用状(LC:貿易決済を円滑にするため銀行が発行する支払い確約書)の比較で明らかになった。

2020年11月には48.1億ドル(5338.5億円)相当の商品やサービスが輸入され、前年11月と比較して9.70%増加した。だが、7-11月期で比較すると、8.81%減少した。

昨会計年度の当初5カ月間の輸入は2399億ドル(26.6兆円)だったが、今年は2188億ドル(24.3兆円)だった。

この間、外国産医薬品輸入のため5千万ドル(55.5億円)のLCが発行された。昨年度は3千万ドル(33.3億円)だった。LCの発行は64%増加し、決済は34%増加した。一方、原材料輸入のためのLC発行は7.31%減少した。

生鮮・ドライフルーツの輸入には2.2億ドル(244.2億円)のLCが発行されたが、昨年度同期は1.7億ドル(111億円)だった。LCの発行は25%、決済は20%増加した。

衣料品部門では昨年度同期は39.8億ドル(4417.3億円)、今年度は33.4億ドル(3707億円)のLCが発行された。発行で16%、決済で14%減少した。

今会計年度当初5カ月間、米、タマネギ、綿、合成繊維の輸入LCが増加したのに対し、乳製品、食用油、石炭、セメント、紙、紙板紙の輸入LCは減少した。

政府は、新型コロナパンデミックによる経済損失に対処するため、1兆タカ(1.3兆円)以上のインセンティブパッケージを発表した。大企業も中小企業もこのパッケージから低金利で融資を受けている。だが、どこも新工場を設立しようとはしていない。

BBの常務取締役兼報道官のシラジュル・イスラム氏は本紙に対し、新型コロナパンデミックで世界的に需要が減少しており、これが輸入に影響を与えていると語った。

Bzngladesh News/Prothom Alo Jan 5 2021
https://en.prothomalo.com/business/local/medicine-and-fruit-imports-surge-during-pandemic
翻訳:吉本

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