
【Financial Express】ハシナ首相が議長を務める国家経済会議実行委員会(ECNEC)は5日、新型コロナウイルス対策として保健部門を強化するため、565.9億タカ(747.8億円)の追加支出を承認した。
追加支出の中には、ワクチンの輸入、輸送、保存、国民への予防接種費用の423.6億タカ(559.8億円)が含まれる。
残りは、27カ所の医科大学病院と62カ所の県レベル病院での感染症病棟の設立、医薬品管理総局の検査室の能力向上、医薬品及び医療機器の購入に使われる。
また、ワクチンの予算を678.6億タカ(896.7億円)に引上げる追加支出も承認した。
政府は4月に緊急予算として、112.7億タカ(148.9億円)のコロナ対策及び準備プロジェクトの支出を承認した。ECNECは現在それを修正していると、MAマンナン計画相は会議後の記者会見で述べた。
世界銀行(WB)は追加支出のうち5億ドル(554.9億円)、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は1億ドル(111億円)を提供する。政府は自己資金から17.2億タカ(22.7億円)を支出する。
「契約通りワクチンを入手できるでしょう。私たちはそれを希望し、信じてます」
マンナン氏は記者からの質問の答えとして、ハシナ首相の発言を引用した。
【中略】
アザド保健次官は、プロジェクトの下、3千万回分のワクチンがインド血清研究所から送られてくると述べた。ワクチンは18歳以上の1億3760万人が接種することを目標にしている。優先的に、医療従事者、法執行機関従事者、エッセンシャルワーカー、メディア関係者らが接種する。
インド血清研究所は、アストラゼネカ社とオックスフォード大学が開発したワクチンを製造している。これまで国は3千万回分のワクチンを受取る契約を結んだ。
医薬品総局は4日、同ワクチンの輸入と緊急使用を承認した。
バングラデシュ側で唯一の供給元となるベキシムコ(Beximco)によると、インド血清研究所は承認から1ヶ月間で500万回分のワクチンを出荷できるという。
ザヒド・マレク保健相氏は以前、国内でこのワクチンを接種するには1回あたり5ドル(555円)かかると述べていた。
Bangladesh News/Financial Express Jan 6 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/national/ecnec-approves-additional-outlay-of-tk-5659b-to-fight-pandemic-1609855238
翻訳:吉本