【Financial Express】1日、世界銀行(WB)とバングラデシュ政府は、ジョショール(Jashore)-ジェナイダ(Jhenaidah) ハイウェイや、それにつながる地方道や地方市場の整備に使われる5億ドル(554.9億円)の融資契約に署名した。

世界銀行(WB)は、道路とデジタル接続を改善するプロジェクトにより、バングラデシュ西部地方の少なくとも2千万人が恩恵を受けるだろうと述べた。

「西部地方経済回廊・地域強化プログラム第1期プロジェクト」は、48キロの2車線道路を4車線道路に改修することを支援すると、WBはニュース配信で述べた。

また、ハイウェイと地方道を接続するために約600kmの道路を修復し、既存の農村市場を改修するか、新たに建設する。

さらに、高速で信頼性の高いインターネットサービスを確保するため、高速道路に沿って光ファイバーケーブルを設置するとした。

「より良い接続性と物流により、農家は時間やお金をかけずに市場に行くことができるうえ、生鮮品の腐敗による損失を最小限に抑えることができます」
WBのマーシー・テンボン国内ディレクターは述べた。

「経済回廊は住民に新たな機会を生み出し、地域経済を活性化させます。さらに、バングラデシュが貿易や輸送、物流の地域ハブになる力となるでしょう」

ニュース配信によると、交通事故による死傷者を減らすため、ハイウェイに沿って試験的に「安全なシステムアプローチ」が実施されるという。

これにより、低速車レーンや衝突防止障壁、表示看板、歩行者のための安全横断機能などを設置する。

「これは物流ネットワークの改善に役立つ画期的なプロジェクトです」
政府経済関係局のファティマ・ヤスミン局長はそう述べたうえで、西部地方の物流と輸送の改善は、国全体の経済成長と発展をさらに加速させることに役立つとした。

プロジェクトは、既存の110kmの2車線道路ボムラ(Bhomra)-シャトキラ(Satkhira)-ナバロン(Navaron）及びジョショール-ジェナイダ道路を改修する10年プログラム（14億ドル：1553.8億円)の第一段階となる。

ニュース配信によると、現段階ではジョソール、ジェナイダ、モグラ(Magura)、チュアダンガ(Chuadanga)の4県で実施される。

最初の2年間で、土木工事約130万日分の仕事を創り出すことが期待されている。

融資契約は、ファティマ・ヤスミン氏とマーシー・テンボン氏が両者を代表して署名した。

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西部地方に5億㌦の支援